原爆死没者名簿の「風通し」を行う長崎市職員=22日午前、同市 長崎市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で22日、原爆死没者名簿を外気に当て、湿気を取り除く「風通し」が行われた。市職員が原爆がさく裂した午前11時2分に黙とうをささげた後、計206冊を1枚ずつめくり、傷みの有無などを確認した。
風通しは例年、梅雨入り前の5月に実施。名簿には原爆で亡くなった人の氏名や死亡年月日、享年が書かれている。国が定める被爆地域の外にいた「被爆体験者」を含め、昨年7月末までの1年間に死亡が判明した3173人が新たに加わり、計20万2053人となった。
206冊には、本人や遺族が長崎での奉安を希望した広島の被爆者111人分の1冊と、名前が分からない犠牲者を悼むために作られた白紙の1冊も含まれる。