アレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ/アルピーヌ育成) 5月22日、2026年FIA F2第3戦モントリオールのフリー走行が行われ、アレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ/アルピーヌ育成)が最速タイムを記録した。宮田莉朋(ハイテック/TGR-DC)は18番手だった。
中東地域の情勢を鑑み、バーレーン(サクヒール)とサウジアラビア(ジェッダ)での開催が断念されたFIA F2。その代替大会2戦目となる第3戦の舞台はFIA F2史上初開催となるカナダ・モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットだ。
なお、DRSゾーンはターン14〜1(ホームストレート)、ターン7〜8、ターン9〜10(ヘアピン)、ターン11〜13(ヘアピンから最終シケイン手前)の4カ所に設定された。
路面に凹凸が多く、セットアップの判断に用いる事前実走データがない初開催のコースだけに、1回しかない45分間のフリー走行はやるべきことが山積みだ。
しかし、ニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)から1点差のランキング2位につけるガブリエレ・ミニ(MPモータースポーツ/アルピーヌ育成)は何らかのマシントラブルの影響か、ピットでの作業が続き、セッション後半を迎えるまで満足なタイムを残せない状況に。
セッション開始から15分を過ぎると慣熟走行を終えた各車がペースアップし、ターン1ではセバスチャン・モントーヤ(プレマ・レーシング)が単独スピンを喫するシーンも。そんななかセッション開始から22分、ランキング首位のツォロフが1分22秒625を記録。これがセッション前半の最速タイムとなった。
ただ残り20分を切ると、ダンが1分22秒524を記録し首位に浮上。FIA F2のフリー走行の前にF1アカデミーのフリー走行が行われたとはいえ、路面は埃も多く、走れば走るだけタイムが上がるコンディションかつ、この時点では各車まだタイヤに余力が残されていた。
残り16分、それまで21〜22番手につけていたミニが1分23秒686を記録。ダンから1.162秒遅れながら、ようやく復調の兆しを見せた。 セッション終盤、各車予選に向けた最後のアタックシミュレーションに臨んだ。0.101秒差の暫定2番手につけていたツォロフはセクター1&2で全体ベストを更新していた。
しかし、最終ターン14でラファエル・ヴィラゴメス(VAR)がスピンを喫し、通称チャンピオンズ・ウォールと称されるターン14アウト側のウォールにヒット。当該区間にイエローフラッグが振られたため、ツォロフのタイム更新は幻となった。
一方、マルティニウス・ステンスホーン(ロダン・モータースポーツ)は1分22秒536を記録。チームメイトから0.012秒差の2番手に浮上し、ロダン勢がワンツーとなった。
残り1分、コルトン・ハータ(ハイテック/キャデラックF1テストドライバー)がターン1で単独スピンを喫し、ターン2でマシンを降りた。これで最終盤での各車のタイムアップはなく、ダン、ステンスホーンのロダン勢がワンツーでフリー走行を終えた。ツォロフは3番手となったが、トップタイムを記録できるポテンシャルは見せつけており、予選でのポールポジション候補のひとりだろう。
ハイテック勢の宮田はトップから1.194秒遅れの18番手。最終盤にスピンを喫したハータは0.518秒遅れの9番手でフリー走行を終えた。2026年FIA F2第3戦モントリオールの予選は、日本時間23日3時(現地時間22日14時)より開始される予定だ。
■2026年FIA F2第3戦モントリオール フリー走行結果
Pos./No./Driver/Team/Time/Laps
1/15/A.ダン/ロダン・モータースポーツ/1'22.524/25
2/14/M.ステンスホーン/ロダン・モータースポーツ/1'22.536/25
3/6/N.ツォロフ/カンポス・レーシング/1'22.625/20
4/22/N.バローネ/VAR/1'22.701/24
5/7/D.ベガノビッチ/ダムス・ルーカスオイル/1'22.719/23
6/5/N.レオン/カンポス・レーシング/1'22.746/18
7/24/L.ファン・ホーペン/トライデント/1'22.882/22
8/2/J.デュルクセン/インビクタ・レーシング/1'22.936/26
9/4/C.ハータ/ハイテック/1'23.042/22
10/21/C.シールズ/AIXレーシング/1'23.065/23
11/25/J.ベネット/トライデント/1'23.101/23
12/9/G.ミニ/MPモータースポーツ/1'23.150/19
13/20/E.フィッティパルディJr./AIXレーシング/1'23.154/25
14/1/R.カマラ/インビクタ・レーシング/1'23.158/22
15/8/R.ビリンスキー/ダムス・ルーカスオイル/1'23.171/22
16/17/T.イントラフヴァサク/ARTグランプリ/1'23.228/24
17/23/R.ヴィラゴメス/VAR/1'23.282/24
18/3/宮田莉朋/ハイテック/1'23.718/24
19/10/O.ゲーテ/MPモータースポーツ/1'23.751/22
20/11/S.モントーヤ/プレマ・レーシング/1'23.796/21
21/12/M.ボヤ/プレマ・レーシング/1'23.892/21
22/16/K.マイニ/ARTグランプリ/1'24,200/10
[オートスポーツweb 2026年05月23日]