ぶっつけ本番で「すごく難しかった」とポール獲得の岩佐。野尻が2番手、ルーキー野村は決勝へ自信【第4戦鈴鹿予選会見】

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2026年05月23日 12:30  AUTOSPORT web

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(左から)2番手の野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)、ポールポジションの岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)、3番手の野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)
 5月23日、鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦の予選が行われ、岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)が2026年シーズン3度目となるポールポジションを獲得。2番手に野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)、3番手にはルーキーの野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)が続いた。この3名がセッション後の会見に登場し、予選の振り返りと決勝への展望を語った。


■岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)ポールポジション タイム:1分37秒119

⎯⎯シーズン3度目のポールポジションということで、今日の予選振り返ってください。

「すごく難しい予選でしたね。 風向きと、とにかくコンディションが全然昨日と違う状況で、マシンのセットに関してもぶっつけ本番で出たとこ勝負だったので、ドライビングでの(状況に対する)アジャストがすごい難しかったです」

「Q1 から Q2 で『どれだけ詰めれるか』というところが重要だったのですが、そこに関してはいいステップを踏めて。マシンも元々良かったですし、その自分のアジャストもうまくいったからこそのポールポジションだと思います」

⎯⎯ドライビングのアジャストというのは、具体的にはどういったイメージ?

「風向きが逆転すると各コーナーの車のバランス、挙動すべてが変わってしまうので、単純に攻める抑えるというのではなく、各コーナーでの車の動かし方だったり、ライン取り全てにおいて変わってしまうので、もうそこは本当に即興でのアジャストが必要でした」

「(今回の鬼門となった)デグナーの2個目も、このコンディション違いで大きく影響が出た一つのコーナーだったなとも思います。全コーナーでその風向きの影響というのは出たので、そこをしっかりとQ1のアタックで感じ取って、Q2に対してアジャストできたかどうかというところが、結構大事だったかなと思います」

⎯⎯午後の決勝に向けて一言お願いします。

「(決勝に向けて)コンディションもまだまだ変わっていくと思うんで、しっかりとそのあたりに対してアジャストをして、自分たちができることを最大限やるしかないかなと思ってます」

「もちろん勝ちは狙いにいきますけど、それよりも自分たちが持っているものをすべて出し切れるかどうかが大事だと思うので、そこに集中します」


■野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)予選2番手 タイム:1分37秒137

⎯⎯予選でのアタックラップのまとまり具合としてはどうでしたか。

「Q1に関しては、(A組で出走した岩佐)歩夢から昨日とはコンディションが違うというフィードバックをもらっていたので、風向きの違いなどを考慮して、『こういう感じかな?』という形で、対応はできたかなと思います」

「Q2に関しては、自分としては攻めていきましたし、そんなに大きなミスもなかったのですが、(リザルトが)僅差ということで、そのあたりの差は『ドライバー(の力)でどうにかしてくださいよ』というものだと思うので、素直に負けかなという感じです」

⎯⎯メインストレートが向かい風でしたが、とくにデグナーふたつめでトラックリミット違反を取られている人もいました。

「あそこは、ドライバーとしては目一杯まで縁石を使っても、四脱(四輪脱輪=トラックリミット違反)を取られないんじゃないか、という感覚があるんですよ」

「ただ、昨日のスーパーフォーミュラ・ライツを見ていても取られていましたし、ドライバーの感覚としてギリギリ攻められるゾーンはあるんですが、そこに行ってしまうと取られてしまうんだな、と。それはQ1の坪井(翔)選手を見ていても理解していましたので、少し気をつけて行った感じでした」

「あそこは風向き的にもちょっと押される感じだったので、昨日ほどコーナーミッドから出口での“曲がりっぷり”がないような印象で、外に膨らみやすかったのかなと思いました」

⎯⎯2月の鈴鹿テストとはコンディションが違いますが、合わせて込めている感覚はありますか。

「そこまではないですね、正直。なんとかやっている、というか。(暑かった)昨日のお昼頃の時間帯はかなり印象が違ったので、『どうしよう、どうしよう』という感じでしたけども、その中でも『これはやっちゃいけないよね』というアイテムや方向性は昨日で見えていたので、それを避けて今日に対して組み立てたという感じですかね」


■野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)予選3番手 タイム:1分37秒600

─予選を振り返ってください。

「昨日のフリープラクティス(FP)からはコンディションがガラッと変わって、風向きも違っていたので、Q1では合わせ込みきれない部分もありました」

「ただ、Q2はQ1からのタイムの上り幅もしっかり予想できましたし、トップとは差があるものの順位としては良かったと思います」

⎯⎯Q1からQ2で大きくタイムを上げられた理由はありますか。

「セットアップとドライビングの両方がうまくいったと思います。Q1でクルマがかなりピーキーになっていたので、うまく乗りこなせばタイムが出るという認識でやっていたのですが、そこをアジャストしたら操作性が良くなりました」

⎯⎯2月末の公式テスト時とくらべて、今日のフィーリングは。

「今日の方が良かったです。テストではバランスは良かったけど、S字の切り返しのキレがもうひとつ欲しかったところがあり、その部分が今週は出せています」

「その代わりナーバスな部分もあるのですが、乗りこなせば速い、といったイメージです」

⎯⎯コンディション変化の影響は?

「昨日のFPからの変化としては、気温よりも風向きの変化が大きかったですね。SFはちょっとしたことでフィーリングが変わるので、そこは影響しました」

─決勝に向けての手応えは?

「FPではロングランもやっていて、フィーリングも悪くなかったので自信はあります。トップ3からのスタートは初めてですが、表彰台争い、もしくは優勝を狙っていきたいです」

⎯⎯午後の天候が不安定ですが、雨への準備は?

「予選後の予報では雨が降るかもしれない状況ですが、鈴鹿の雨はテストから走ってますので、(ドライとウエットの)どちらでもいけるように準備していきたいと思います」

[オートスポーツweb 2026年05月23日]

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