
【写真】マイケル・ジャクソンを陰で支えた名弁護士ジョン・ブランカ本人(一番右)
本作の製作にも名を連ねるジョン・ブランカは、マイケル・ジャクソンのキャリアを語るうえで欠かすことのできない実在の重要人物だ。
ブランカは1980年代、マイケルが父ジョセフのマネージメントから離れ、自らの意志でキャリアを切り拓こうとしていた時期に出会い、以後、長年にわたりビジネス面を支え続けたエンターテインメント専門の弁護士である。
マイケル本人から「この時代で最高の弁護士」とも称されたブランカは、単なる法務担当ではなく、マイケルの成功をともに築き上げた戦略家でもあった。
世界的法律事務所ジフレン・ブリッテンハムの音楽部門責任者を務めるブランカは、これまでビヨンセ、ジャスティン・ビーバー、エルトン・ジョン、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディランなど、音楽史を彩る数々のアーティストを担当。2024年のアメリカ経済誌「Forbes」で弁護士トップ200に選出されるなど、“世界最高峰の音楽弁護士”として長年高い評価を受け続けてきた。
|
|
|
|
さらに、ビートルズ楽曲カタログ“ノーザン・ソングス”の買収を実現させ、その後のソニー/ATV設立へとつながる歴史的契約を主導した人物としても知られている。2009年にマイケルが亡くなった後も、マイケル・ジャクソン財団の共同遺言執行人兼共同管理者として運営を担い、巨額の負債を抱えていた財団を、30億ドル以上の収益を生み出す組織へと再建した。
本作でブランカを演じるのは、ハリウッド屈指の実力派俳優マイルズ・テラーだ。2014年『セッション』で狂気的なまでに音楽へ執着するドラマー役を熱演し、一躍世界的ブレイクを果たしたテラー。その後も『トップガン マーヴェリック』でルースター役を演じ、トム・クルーズと堂々渡り合う存在感を発揮。近年では、Apple TV+史上最大級のヒットスタートを記録した『深い谷の間に』で、主演のみならず製作総指揮も務めるなど、俳優としてさらなる進化を遂げている。
本作でテラーが演じるブランカは、巨大な才能を持つマイケルのすぐそばで、その人生とキャリアを冷静に支え続ける極めて重要な役どころ。父との確執や世界的成功の重圧のなかで揺れる若きマイケルに寄り添い、マイケルが父ジョセフと決別し、世界的スターとして未知の領域へ踏み出そうとするなかで、彼を支える存在として描かれている。
マイケル役を演じたジャファー・ジャクソンとの対談では、「君が毎日、マイケル・ジャクソンそのものとしてセットに現れるのを見て、正直、まるで壁の一匹のハエになったような気分で、その様子を観察できて本当に楽しかったよ」と語り、役へ没入していくジャファーの姿に驚きを隠せない様子。また、劇中でのパフォーマンスについても、「これを見た人たちは“これ以上の再現はないだろう”と思うはずだ」と絶賛している。
|
|
|
|
世界的スーパースターの栄光だけでなく、その裏側にあった葛藤や孤独、そして彼を支えた人々との関係性まで描き出す本作。“キング・オブ・ポップ”を支え続けたジョン・ブランカにも注目したい。
映画『Michael/マイケル』は、6月12日より全国公開。

