アルピーヌは、2027年より『Gucci Racing Alpine Formula One Team(グッチ・レーシング・アルピーヌ・フォーミュラ・ワン・チーム)』としてFIA F1世界選手権に参加する 5月27日(水)、イタリアの高級ブランド『グッチ』は、アルピーヌF1チームとタイトルパートナーシップを締結したことを発表した。これによりアルピーヌは、2027年より『Gucci Racing Alpine Formula One Team(グッチ・レーシング・アルピーヌ・フォーミュラ・ワン・チーム)』としてFIA F1世界選手権に参加することになる。
アルピーヌはルノーF1チームからのリブランドを経て、2021年からF1に参戦している。2022年よりオーストリアの水処理企業『BWT』がチームのタイトルパートナーを務めてきたが、最近になってアルピーヌとグッチとの提携が噂されるようになった。そのひとつの理由が、元ルノーCEOのルカ・デ・メオが、フランスの高級ブランドのコングロマリット『Kering(ケリング)』のCEOに就任したことで、ケリングはグッチをはじめとする複数の高級ブランドを傘下に収めている。また、アルピーヌF1のエグゼクティブアドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレとデ・メオにも強い繋がりがある。
グッチのようなラグジュアリーブランドがF1チームのタイトルパートナーになるのは、これが初めてのことだ。今回の発表によると、アルピーヌは2027年より『Gucci Racing Alpine Formula One Team(グッチ・レーシング・アルピーヌ・フォーミュラ・ワン・チーム)』としてF1に参戦することになり、またマシンもグッチカラーになるということだ。
共通の目標と価値観に基づくこのコラボレーションは、新たなビジネスおよび体験型プラットフォーム『グッチ・レーシング』の誕生を告げるものだという。アルピーヌとのパートナーシップはその第一歩であり、グッチの象徴的な『G』のロゴと、グッチ・レーシングのワードマークを組み合わせた専用ロゴによってその姿を表現するということだ。
アルピーヌF1のエグゼクティブアドバイザーを務めるブリアトーレは、グッチの提携について、次のようにコメントを発表した。
「アルピーヌ・フォーミュラ・ワン・チームのタイトルパートナーとして、グッチのような一流ブランドとF1でパートナーシップを組めることを大変誇りに思っている。それだけでなく、グッチとのパートナーシップがもたらす可能性、そして共にグローバルレベルで成し遂げられる素晴らしい成果に大きく期待している」
「このチームには他とは異なることをしてきた歴史があり、F1においてファッションが勝利を収められることを示してきた。コース上でのパフォーマンス向上、そして過去最高のポイントを獲得してシーズンをスタートしたアルピーヌにとって、今回のグッチとの新たなコラボレーションは、チームの勢いがますます高まっていることを示している」
「このプロジェクトへの信頼と献身、そしてこのパートナーシップの実現に力を尽くしたルカ(・デ・メオ)とフランチェスカ(・ベレッティーニ)に感謝する」
ケリングCEOのデ・メオは、F1はグッチにとって他に類を見ないプラットフォームであると主張した。
「F1はスポーツの枠を超え、世界で最も影響力のあるプレミアムコンテンツプラットフォームのひとつへと進化した。毎シーズン15億人以上が視聴し、急速に拡大する若年層、そしてますます増加する女性視聴者層にインスピレーションを与えている」
「創造性、卓越性の追求、そして人類の偉業を体現する場として、我々はF1を、ラグジュアリーブランドが限界を押し広げ、意義深い繋がりを生み出し、長期的な価値とブランドの魅力を高め、同時に測定可能で持続的なインパクトをもたらす他に類を見ないプラットフォームであると考えている」
そしてグッチのチーフ・エグゼクティブ・オフィサーであるフランチェスカ・ベレッティーニは、アルピーヌはグッチの持つビジョンを実現するための最適なパートナーであると主張した。
「アルピーヌ・フォーミュラ・ワン・チームとのパートナーシップは、新たな章の幕開けだ。グッチはF1において、タイトルパートナーを務める最初のラグジュアリーブランドとなる。このことはブランドに対する我々の野心と、この舞台でグッチが果たすべき役割を反映したものだ。今日のF1はパフォーマンス、文化、そしてグローバルな展開が一点に集まる唯一無二の存在であり、アルピーヌ・フォーミュラ・ワン・チームは、このビジョンを実現するのに最適なパートナーだ。グッチ・レーシングは、グリッド上での存在にとどまらず、我々は何者なのか、そして我々はこのブランドをどこに持っていきたいのかを表現するものだ。そしてこれからさらにたくさんのものが待ち受けている。この野心を共有するアルピーヌ、そしてルノーグループ全体に感謝する」
[オートスポーツweb 2026年05月27日]