山下達郎「夏だ、海だ、タツローだ」の裏に“リバーブの深さとエコー”あり「風が吹いているとか、そういうような音楽だったので夏とか海に合ったんですね」

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2026年05月30日 19:10  TOKYO FM +

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山下達郎「夏だ、海だ、タツローだ」の裏に“リバーブの深さとエコー”あり「風が吹いているとか、そういうような音楽だったので夏とか海に合ったんですね」
TOKYO FMで放送された特別番組「JFNスペシャル2026 山下達郎 50周年記念 Sunday Song Book 増刊号」。2026年にソロデビュー50周年を迎えた山下達郎がパーソナリティを務め、ソロデビューから現在に至るまでの音楽活動を、数々の名曲とリスナーからのメッセージとともに「50年の軌跡」を振り返りました。


パーソナリティの山下達郎



◆23歳のときのアルバム「CIRCUS TOWN」

山下達郎:私、山下達郎、1976年にソロデビューをいたしましてから、50周年を今年迎えました。昨年はシュガー・ベイブから50周年ですが、その後バンド解散してソロになりまして、以来50年ずっとソロシンガーとして活動しておりまして、ソロ50周年。ですので、今日は50周年を記念いたしまして、リスナーの皆様からいただいたお祝い、思い出、メッセージをたくさんご紹介しつつ、私の曲をお届けしたいと思います。いつもの日曜午後2時からの「サンデー・ソングブック」同様、今日も最高の音質でお届けいたします。

「サンデー・ソングブック」も、もうすぐで34周年を迎えますけれども、そっちの方では(メッセージは)基本的にはハガキだけ、そして本名という形でお願いしております。今、ほとんどの番組がメールですけども、全部読ませていただいておりますので、メールだと処理能力が全く追いつかないのでハガキだけということになっております。今回は増刊号ということで、メールとラジオネームでご紹介したいと思います。

そういうわけで、まずアルバム「CIRCUS TOWN」から。1976年、23歳のときに作ったアルバムで、ニューヨークとロサンゼルスでレコーディングをしました。よもやですね、50年後にこうやってこれをかけているとは、そのときはもう夢にも思っておりませんでした。ありがたいことでございます。

<静岡県 ヒップホップランナーさん>
「達郎さん、50周年おめでとうございます。『CIRCUS TOWN』のレコードを手にしたときのジャケットに圧倒され、針を落としたときの衝撃。50年経った今でも19歳の自分が目に浮かぶような、当時の記憶が蘇ります。以来、達郎さんの音楽とともに今の自分があります。これからも後を追わせてもらいます」

山下達郎:ありがたいお便りです。

<東京都 マサキさん 64歳>
「40年以上の達郎さんファンです。実名に抵抗があり、サンデー・ソングブックにはハガキを送りませんでしたが、良いチャンスなので、今年で定年を迎えるにあたり初めてリクエストします。ニューヨークサイドのミュージシャンは達郎さんが自ら選ばれたとのことですが、ギターのジョン・トロペイとベースのウィル・リーはどのレコードでお知りになったのですか? デビッド・T・ウォーカーやレイ・パーカーと違い、特にジョン・トロペイはあまり歌ものに参加していないように思えます」

山下達郎:ジョン・トロペイはローラ・ニーロのアルバムですね。ウィル・リーは結構いろいろなところでやっておりました。今回、本当にたくさんのメールをいただきましたが、普段あまり物事に感動しないタチですけど、なんかすごくグッとくるお便りがたくさんございました。1枚でも多くご紹介していきたいと思います。1976年、私のファーストソロアルバム「サーカス・タウン」から、タイトルソングの「CIRCUS TOWN」。

◆人生が変わった「RIDE ON TIME」

<愛媛県 松友省三さん>
「達郎さん初の松山市民会館ライブ、45年前に行きました。音楽に対する真摯な姿、レコードと全く同じ、ひょっとしたらそれ以上のクオリティで、この人妥協してない、他の人と違う。迷いのなかにいた20歳の若造なりにやりたいことをやっても良いのだと納得しながら帰路に着いたのを覚えています。あれから私なりになんとかギリギリまで妥協せずに来たかな。達郎さんもお体に気を付けてマイペースでご活動ください」

山下達郎:「RIDE ON TIME」がヒットして、全国ツアーができるようになりました。その最初の松山市民会館。松山市民会館がなくなっちゃうんですよね。もったいない、本当に。いい街です、松山。おかげさまでこっちも50年続けてこれました。ソロデビューから4年でようやくヒットが出まして、なんとか人並みに活動ができるようになりました。

ソロデビューから苦節4年で、いわゆる「売れないミュージシャン」だったのが、ここから運命が変わりました。でも、よもやこの「RIDE ON TIME」が80年(リリース)ですから、46年前のシングルがいまだにラジオでかかっているというのは、驚くべきことですし、ありがたいことです。

<群馬県 ダンディーなおきさん>
「小学6年の夏にボーイスカウトのキャンプで神津島に行きました。船に乗り12時間ぐらいで着いたときに、何かのラジオ番組でかかっていたのが達郎さんの『RIDE ON TIME』でした。島に着いた喜びと斬新な曲で一瞬で好きになりました。それから達郎さんの曲を聴くようになり、オーディオにも凝り始めました。ナカミチのカセットデッキとか(笑)」

山下達郎:ナカミチのカセットデッキ難しいですからね、いろいろと機材を選びますからね。あの当時、1980年前後はウォークマンが出てきて、それからカーステですね。車にカセットの高性能のオーディオ機器が積めるようになった。ウォークマンとカーステというのが音楽をアウトドアに持ち出した時代でもありました。

ウォークマンとカーステの登場で、それまで音楽は家でステレオセットの前に座って聴くか、家でヘッドホンで聴くというようなモードだったのが、アウトドア(でも可能)になりましたので、神津島でかかっているとか、そういうような時代になりまして。

その時代にちょうど全国ツアーをやっていて、いつの間にか言われるようになったのが「夏だ、海だ、タツローだ」という、いわゆるアウトドアミュージックと言いましょうか、今なんか言われておりますシティポップとかに繋がるわけですけど。それまでの音楽に比べてリバーブが深いので、エコーに風が吹いていると言いましょうか、そういうような音楽だったので夏とか海に合ったんですね。夏だ、海だ、タツローだ、と。

<番組情報>
番組名:JFNスペシャル2026 山下達郎 50周年記念 Sunday Song Book 増刊号 Supported by Rakuten Card
放送日時:5月5日(火・祝)15:00〜17:00
パーソナリティ:山下達郎



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