写真 ワコールが、化学メーカーのBASFジャパンと協業し、自動車産業分野に進出することを発表した。ワコールの独自技術「メループ(Melooop)」を活用し、同分野での展開を本格化するという。
メループは、原料の極細繊維化と熱融着を同時に引き起こすメルトブロー法により、接着剤、金型、縫製を必要としない立体成形技術。単一素材のためリサイクルしやすく、メルトブロー法を採用しているため破棄材料が少ないという特徴を持つ。設計段階から厚みや物性を調整することで、軽量化と用途に応じた機能性の両立も可能だという。2020年に同社が開発して以来、自社ブランドのスポーツブラ用ブラカップや、「ダブレット(doublet)」の2026年春夏コレクションに使用されてきた。今年5月には研究開発拠点として京都市南区に「Melooopラボ」を開設した。
今回の協業では、BASFが開発した素材「エラストラン(Elastollan TPU)」を用いてアームレストのコンセプトモデルを開発。軽量性、設計自由度、リサイクル性といった観点から、自動車部材への応用可能性を検討している。なお、コンセプトモデルは、6月17日から19日まで開催されている自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2026 NAGOYA」内のBASF社ブースで展示している。
◾️「人とくるまのテクノロジー展2026 NAGOYA」
会期:2026年6月17日(水)〜6月19日(金)
会場:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
所在地:愛知県常滑市セントレア5-10-1