プジョーCEOが2029年までの参戦継続を明言。改良型『9X8』の投入計画を再確認

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2026年06月19日 12:20  AUTOSPORT web

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ロイック・デュバル/マルテ・ヤコブセン/テオ・プルシェール組の94号車プジョー9X8(プジョー・トタルエナジーズ) 2026ル・マン24時間レース
 プジョーは、2027年のWEC世界耐久選手権に『9X8』のエボリューションモデルを導入する意向を改めて表明する一方、現在のレギュレーション・サイクルの残り期間において、完全に新しいマシンを導入することはないと明らかにした。

 サトリーを拠点とする同ブランドは、2024年初頭に行った大規模なアップデートに続き、2025年の開幕に向けて導入したサスペンションのアップデートによって、最初に割り当てられた5つの“エボ・ジョーカー”を使い果たしたと考えられている。そのため、それ以降の9X8への変更の可能性を長らく検討してきた。

 プジョーはWECレースで時折競争力を示しており、先月のスパ・フラコルシャン6時間レースではポールポジションを獲得したが、地元フランスで開催されるル・マン24時間レースでは苦戦が続いている。先週末のレースでは、2台のマシンが、首位からそれぞれ4周遅れと5周遅れの11位と12位でフィニッシュした。

 理論上、プジョーには2027年に向けて使用できるジョーカーは残っていないが、主催者によって著しいパフォーマンス不足にあると判断されたメーカーに対し、追加の変更を認めるという、今年のWECスポーティング規則に加えられた新条項に基づき、さらなる変更が許可されることを期待している。

 ステランティス・モータースポーツのボスであるオリビエ・ジャンソニは先週末のル・マンで、新たなホモロゲーションに基づく完全に新しいマシンが開発中であるというメディアの報道に言及し、プジョーの計画について説明した。

「現状を見ると、(ル・マンでの)予選はこのコースにおける『9X8』のパフォーマンスを代表している」とジャンソニはSportscar365を含む一部のメディアに対して語った。「基本的に、我々は(追加の)エボリューションを許されなければならないと思う」

「それは(現行)マシンの進化だ。私たちはずっと前からこの準備を進めており、願わくば来年にはトラックに登場させたいと考えている」

 新型車にさらなるジョーカーの使用が必要になるのか、あるいは新たなホモロゲーションが必要になるのかを問われると、ジャンソニはその決定は「我々の手にはない」とし、アップデートされた9X8がどのように分類されるかは統括団体が決定することだと述べた。

「我々はクルマを開発しており、それがどのようにホモロゲート(公認)されるかは、完全にFIA国際自動車連盟とACOフランス西部自動車クラブの手に委ねられている」と同氏。

「基本的に、彼らがマシンのホモロゲーション方法を決定する。今年、スポーティング規則が変更され、このような措置(苦戦しているメーカーに追加のアップグレードを認めること)が可能になった。我々はパフォーマンスが不足している事実を共有し、来年に向けて改善していく必要があると考えている」

「いかなるジョーカーも、新たにホモロゲーションが必要になる。それはマシンの進化であり、実務的にどのよう型式認証を行うかは、純粋に事務的な判断になる」

 一方、プジョーのCEOであるアラン・ファヴェイは、『9X8』という名称が現行レギュレーション・サイクルの残り期間を通じて継続して使用されることを明らかにするとともに、2030年に新規則が導入される前の2029年シーズンまでは、少なくともグリッドに留まり続けることを改めて強調した。

「プジョーは非常に高い回復力があり、それこそがWECとル・マンへの関与において我々が証明したいことだ」とファヴェイは述べた。

「そのため、2030年に規則に何かが起こることを承知のうえで、2029年まで選手権に参加し続けることを確認した」

「少なくとも、2029年まで現行のマシンで参戦し、さらなる進化を遂げ、より競争力を高めるための作業を継続できるという確信を持つこと。それは、我々がさらに3年間留まることを正当化するのに充分な理由だ」

 先週末のル・マンで2台の9X8がスタートした位置に言及し、同氏は次のように付け加えた。「プジョーの野心は、グリッドの16番手や18番手にいることではない。断じて違う。我々はほんの数週間前のスパでポールポジションにいたし、イモラでもポールポジションに近い位置にいた」

「したがって、今年の最初の2レースで見せたようなパフォーマンスこそが、我々が求めているものであり、今回の予選で見られたものは断じて求めているものではない。もちろん、ル・マンの予選結果は我々全員にとって失望だった」

「しかし、これまでの3レースで見てきたことに基づけば、今後3年間、我々の野心に見合ったレベルのパフォーマンスをもたらす能力について、楽観的になれる充分な根拠があると確信している」

[オートスポーツweb 2026年06月19日]

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