駐インドネシア大使に起用された植野篤志氏(外務省提供) 政府は19日の閣議で、半年以上空席となっていた駐インドネシア大使に、植野篤志・駐カンボジア大使(61)を同日付で起用する人事を決定した。インドネシア大使だった正木靖氏が昨年11月に退官した後、後任が決まらない状態が続いていた。
正木氏の次の大使には、石破内閣が昨年10月、市川恵一氏の起用をいったん決定。しかし、その直後に発足した高市内閣が市川氏を国家安全保障局長に抜てきし、大使不在につながった。
重要国の大使が病気などの理由以外で長期間空席となるのは異例。外務省は次席公使を臨時代理大使とするなどして対応してきた。茂木敏充外相は19日の記者会見で「空席であった理由は外交上のやりとりであり、答えを差し控える。(この間)大きな影響はなかった」と述べた。

閣議に臨む高市早苗首相(中央)と茂木敏充外相(右)ら=19日、首相官邸