フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2026MotoGP第9戦チェコGP 6月20日、2026年MotoGP第9戦チェコGPの2日目セッションがブルノ・サーキットで行われ、MotoGPクラスのスプリントではフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が今季初勝利を飾った。小椋藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)は2位でレースを終え、自身初のメダルを獲得した。
第6戦で負傷したヨハン・ザルコに代わり、カル・クラッチロー(カストロール・ホンダLCR)が代役参戦している第9戦。今大会からアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が世界選手権に復帰していたが、回復に専念することを理由にスプリントと決勝は欠場することに。午前中に行われた公式予選では、小椋が最高峰クラスでは自身初となるポールポジションを獲得。ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)が2番手、バニャイアが3番手に続くグリッド1列目となった。なお、予選で14番手タイムを記録したアレックス・マルケスの欠場によって、15番手以降のライダーたちはグリッドがひとつ繰り上がりとなっている。
午後もサーキット上空には青空が広がり、10周のスプリントは気温32度、路面温度48度、ドライコンディションでウォームアップラップの開始を迎える。小椋、ディ・ジャンアントニオ、4番手のマルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)を含む12台が前後にミディアムタイヤを装着したが、バニャイア、5番手のマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)ら9台はミディアム/ソフトを履いてレースに臨んだ。
スタートで抜群の蹴り出しを見せたのはバニャイアとなり、小椋、ディオゴ・モレイラ(プロホンダLCR)、ディ・ジャンアントニオ、マルク・マルケスの順でターン1を通過する。上位2台が後続を引き離しはじめる一方で3番手を争う3台は接近戦を展開し、マルク・マルケスが4番手に浮上した。そんななか、3番手を走行するモレイラ、続いてマーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)がターン12で転倒を喫し、マルク・マルケスが3番手、ディ・ジャンアントニオが4番手にポジションを上げてオープニングラップが終了した。
前半はバニャイアが首位を快走するが、対する小椋も1秒以上引き離されることなくバニャイアの後方で周回を重ねていく。折り返しを迎えたあたりから小椋がペースを上げ、後半は少しずつ間合いを縮めていった。そんななか、6番手を走行するペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が6周目のターン11で転倒を喫し、戦線を離脱する。8周目のターン13ではルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)、9周目のターン3ではベッツェッキが転倒し、セッション後半は転倒が相次いだ。
上位勢を含めて大きな順位変動はなくしばしこう着状態が続くなか、首位争いでは小椋がバニャイアとの間合いを約0.3秒差まで縮めることに成功する。しかし背後にはマルク・マルケスが迫り、上位3台が連なった状態でレースはファイナルラップに突入。小椋はバニャイアを猛追するがオーバーテイクは叶わず、トップの座を守り抜いたバニャイアが今季初のスプリント優勝を飾った。2位に小椋、3位にマルク・マルケスが続き、3名はメダルを獲得。小椋はスプリントで自身初の表彰台登壇を果たすとともに、初めてメダルを獲得した日本人ライダーとなった。
4番手以降はディ・ジャンアントニオ、ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)、ラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)、エネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)、フェルミン・アルデゲル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)、ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が続き、チャンピオンシップポイントを獲得した。
[オートスポーツweb 2026年06月20日]