丸山隆平主演舞台『water』が上演決定 5人組グループ・SUPER EIGHTの丸山隆平が、9月27日から東京グローブ座、11月7日から京都劇場で上演される舞台『water』に主演することが決定した。丸山の記憶の断片を散りばめながら、劇作家・藤田貴大氏の視点で創り上げる半自伝的作品となる。
【写真】丸山隆平が水のなかに佇むポスタービジュアル 演劇団体マームとジプシーの主宰を務める藤田氏は、近年ではイタリアの劇場やフェスティバルと連携した国際共同製作作品『Chair/IL POSTO』を手がけ、韓国の国際舞台芸術フェスティバルでの上演やイタリア4都市ツアーを実施するなど、海外でも精力的に活動。演劇作品にとどまらず、児童向け作品、ダンス、文学館や美術館とのコラボレーションなど、多彩な領域で創作活動を展開し続けている。
丸山は友人の勧めで観劇したマームとジプシーの公演をきっかけに藤田氏の作品に興味を持ち、その後、京都で上演された『cocoon』の観劇を通じて藤田氏本人と出会ったこと、そして時を同じくして、藤田氏が京都でリサーチを進めていたことが重なり、企画が動き始めた。さらに、丸山自身が京都出身であることも結びつき、いくつもの偶然が同時多発的に交差する中で、作品の構想が一気に立ち上がっていったという。
今作の創作にあたり、藤田氏と丸山は対話を重ねるだけでなく、実際に京都を訪れ、丸山が幼少期から親しんできた場所を共に巡った。当時の風景や記憶をたどりながら、ゆかりのある場所へも赴き、取材も実施。そこで語られたのは、特別な出来事ではなく、誰もが持っているような幼少期の記憶や地元での日常だった。
今作では、丸山は主人公の<わたし=丸山隆平>を演じる。藤田氏が創る虚構の世界で、丸山が等身大の自分を自ら演じるという新たな挑戦となる。共演に、伊藤万理華、植木祥平、内田健司、男性ブランコ・平井まさあき、山本直寛、そして世界的ダンスパフォーマンスグループs**t kingzのリーダー兼振付師で、俳優としても活躍の幅を広げている持田将史らが集結した。
■丸山隆平コメント
藤田さんは人間という生き物の不毛とも言える営みを、愛を持ちながらも冷静に見つめて、残酷なまでに美しく作品に落とし込むことのできる、愛すべき変態…だと思います。一言で言えば、まさに芸術家です。
そんな彼が今作では京都を今までにない新たな視点で描いてくださっています。
決して僕個人の物語ではなく、皆様の日頃の生活と重なってインプットされ、観劇後のアウトプットになっていることを想像してニヤニヤするような作品だと思います。
丸山隆平42歳。まだまだ経験していないことがあるのだなと、この作品に出会ってきっと感じることでしょう。皆さまにとっても、どんな作品になっていくのかが今から楽しみでなりません。
ぜひとも、この機会に普段劇場に足を運ばれない方々にも観劇していただきたいです。そして、リアルと虚構の間の舞台という現象を目の当たりにした時、どんな感情が生まれるのかを体感していただけたら、これほど喜ばしいことはないです。それでは、皆さま劇場で。
■藤田貴大コメント
丸山さんとは会うとお互いずっとふざけ合っている仲ですが、彼は本当に正直な人で、僕の無茶な質問に対しても全部真正面から応えてくれます。時折、めちゃくちゃ真顔になるんです。何事にも真面目に取り組んでいる人だからこそ、一緒に作品を作りたいと自然に思わせてくれます。
丸山さんとは何度もお会いし、実際に一緒に京都へ行って彼の記憶の場所を歩いてみたり、時間を共有してきました。京都ではさまざまな人たちからお話を聞き、丸山さんからも幼少期から京都を出るまでの時間について、たっぷりお話を聞きました。それはなにも特別な話ではなく、誰しもにあるような、幼少期の話です。
観に来ていただく皆さんにも、この作品に転がっている丸山さんの記憶の断片や、僕が作る京都という土地、そして虚構の世界を見つめながら、どこかご自身の体験や記憶と重ねる部分があるような気がしています。
丸山さんをはじめ、キャストのみなさんの魅力が、めちゃくちゃよい形で舞台にのっている状況を作りたいと思っているので、ぜひご期待ください。
■あらすじ
わたしは、どこかの、だれかと、つながっている。聴こえる音は、声は、やがて―――。わたし(丸山隆平)は、マネージャーを連れて、1日だけ地元に戻った。懐かしい友人、アルバイト時代の先輩と再会して、思い出したこと。改めて意識する、この土地の“水”の存在。水は、どこで生まれて、どこへ行くのだろう。夕暮れから真夜中、そして夜明けまでの時間。現実と虚構の淡いを行き来する。