『風、薫る』が『ばけばけ』を上回る視聴率で折り返し、後半のキーパーソンに上がった実力派俳優

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2026年06月23日 06:10  週刊女性PRIME

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『風、薫る』タイプの違う主人公2人、これからどんな物語を牽引する?

 3月30日に放送が始まったNHKの朝ドラ『風、薫る』。

 開始から約3か月がたち、物語も折り返し地点に差しかかったタイミングで、視聴率も第48回(6月3日)で世帯視聴率16・6%を記録(ビデオリサーチ社調べ)。前作『ばけばけ』の16・5%を上回った。

「視聴率が上がった、というよりも視聴者が今まで離れなかった、ということが大きいかなと思います」

 こう話すのは、『みんなの朝ドラ』の著者、木俣冬さん。

「初めの何週かに2人の主人公が別々のパートで描かれていて、物語が分散していました。このパートで視聴者も戸惑ってしまったのでは? そんな中、4月24日の放送から、りんと直美が一緒に勉強して病院で働くことになり、ようやく彼女たちが何をやりたいのかが見えてきた。

 作家さんが第1週試写会見のとき“最初はスピーディーに展開して大変です”とおっしゃっていました。おそらく、主人公2人が物語で合流すれば、視聴者がついてきてくれるだろう、と思っていたのでしょう」(木俣さん、以下同)

視聴者を“離さない”ためのキーパーソン

 今回の朝ドラ、言葉は悪いが、モデルになった2人の知名度も高くはなく、演じる見上愛と上坂樹里、どちらもドラマ初主演。そういった意味では、視聴者も初めは手探り状態で見ていたのかもしれない。

 しかも、主人公が2人というのは『だんだん』の双子以来17年ぶり。血縁関係のない2人となると朝ドラ初の試みだ。

見上さんは“一本釣り”のキャスティング、上坂さんはオーディションというやり方で決めたのは、すごくいいアイデアだったと思います。上坂さんは従来の朝ドラヒロイン的な、清潔感や爽やかさみたいなものを感じるし、見上さんはニコニコしているけれど、憂いを感じさせる独特なムードがありますね。

 キャラとしても一生懸命で誠実な感じの一ノ瀬りんと、生きるためには嘘もつきます、的な“サバイバー”な感じの大家直美。まったく違う2人のどちらかに感情移入できるから、視聴者が主人公に対する好き嫌いでドラマから脱落しにくかったのでしょう」

 りんと直美、2人の人生がドラマの中で共に動き始めた今、これからの展開で視聴者を“離さない”ためのキーパーソンは誰になるのか?

「登場人物が多いので、焦点を絞るのは難しいですが、新潟編の出演者として中村倫也さんが発表されました。どんな役かも詳しくはわからないのですが(笑)、私の周りでも“中村さんが出てくるの、いいじゃない”という期待の声も聞きます。

 りんと直美の相手役の可能性はあるのか? それともまったく違う役割になるのか。彼くらいメジャーな人なら、物語上“台風の目”になってくれるのかな、という気持ちになりますね」

 ようやく(!?)走り出した朝ドラ、これからの展開が楽しみだ。

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