アキュラ&ポルシェが承諾。フォード加入のキャンベルら3名も新型ハイパーカー開発に参加へ

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2026年06月23日 18:20  AUTOSPORT web

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2027年にフォードのハイパーカーをドライブする新加入ドライバー。左からニック・イェロリー、トム・ブロンクビスト(いずれも現アキュラ所属)、マット・キャンベル(現ポルシェ所属)
 フォード・レーシングのグローバルディレクターであるマーク・ラッシュブルックによると、フォードが最近起用を発表した新しいハイパーカードライバーたちは、今年中に“ブルーオーバル”のテストおよび開発プログラムに統合される許可を既存のメーカーから得たという。

 先週、マット・キャンベル、トム・ブロンクビスト、ニック・イェロリーが来季2027年のWEC世界耐久選手権にフォードのファクトリー・ハイパーカー体制で参戦し、すでに発表されていたローガン・サージェント、マイク・ロッケンフェラー、セバスチャン・プリオールのラインアップに加わることがアナウンスされた。

 ル・マンで集まった記者団に対し、ラシュブルックは、ブロンクビストとイェロリーの現在の雇用主であるアキュラ、およびキャンベルがファクトリー・ドライバーを務めるポルシェから、LMDhベースのプロトタイプの開発に参加する許可を得たと述べた。

「我々はもちろん、彼らがチームやメーカーに対して負っている既存の責務を非常に尊重している」とラッシュブルック。「しかし、プログラムに衝突がない場合には、シミュレーター作業やテスト作業を行う機会があるだろう」

 8月5日にル・カステレ(ポール・リカール・サーキット)で予定されているマシンのロールアウトに6人全員が揃うのかと問われ、ラシュブルックは「6人全員が必要なわけではない。彼らのスケジュールを調整する必要があるだけだ」と答えた。

 3人のドライバーはいずれもIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPクラスのプログラム出身で、ブロンクビストとイェロリーは、プログラムの中断を決定したアキュラARX-06での最終シーズンにいる。そして現GTPチャンピオンのキャンベルは今年、ポルシェ・ペンスキーの6号車963で耐久レースのみの役割を担っている。

 ブロンクビストはSportscar365に対し次のように語った。「まだアメリカで勝つべきレースがいくつか残っているが、ありがたいことに、ホンダは時間があるときに彼ら(フォード)との共同作業を開始することを許可してくれた」

「幸いなことにスケジュールはかなり良さそうだ。ほとんどのテストやシミュレーター作業などに参加できるだろう。年末はかなり忙しくなりそうだが、メイヤー・シャンク、アキュラ、HRC(ホンダ・レーシング)にはとても感謝している。彼らはこの件を通じて素晴らしいサポートをしてくれた」

「もちろん、誰もあのプログラムが止まることを望んでいなかった。しかし、僕たちに活動を続けさせてくれたこと、キャリアをケアしてくれたのは良かったと思っている」

 一方、キャンベルは、ポルシェで走るレースは残り2回であると明かした。それは今週末のクラウドストライク・スパ24時間レース(シューマッハCLRTのポルシェ911 GT3 Rエボ)と、ふたたび6号車ポルシェ963で挑むモチュール・プチ・ル・マンだ。

 現在はアメリカを拠点とするこのオーストラリア人は、「正直なところ、カレンダーとプログラムについてはかなり恵まれている」とSportscar365に語った。

「フォードとの開発作業において、スケジュール上ほとんど衝突がない。テストが1度だけ重なるが、それは問題ない」

「それ以外はすべて非常にうまくいっている。もちろん、シャーロットではすでにシミュレーター作業にもかなり力を入れているんだ」


■あっという間にまとまった

 ブロンクビストとイェロリーは、アキュラのIMSA GTPプログラムが来年継続されないことが内部で知られた直後、フォードとの協議を開始したことを明らかにした。

 イェロリーは、最初の連絡はフォード・レーシングGT3のファクトリー・ドライバーであるクリストファー・ミースを通じたものだったと付け加えている。

「僕たちは仲が良いので、『空き枠はあると思うかい?』とクリス(ミースの愛称)に尋ねたんだ。彼は『わからない。ロッキー(ロッケンフェラーの愛称)に聞いてみな』と言った。それからロッキーと話し、ダン(・セイヤーズ/フォードWECハイパーカー・プログラム・マネージャー)とも話すことになった」

「そんなふうに決まった。ロッキーとクリスにはビールを奢らないといけないね!」

「ダンと話した後は、何度か協議を重ねた。シルバーストンやWECのスパで会い、その時点で話が進展する可能性があるとわかっていた。マーク(・ラッシュブルック)に会ったのはデトロイトで、その時にほとんど決まっていた」

 ブロンクビストは、「アキュラ側の事情から、すべてが非常に迅速に進んだ」と付け加えた。「僕たちが話し合いを始めたとき、(フォードは)明らかにそれまで多くの人々と協議していたはずだ」

「アキュラのメンバーがドライバー市場に登場したことで、紙の上で見ればドライバーのプールが広がり、ある意味フォードにとって非常に有益だった。それが彼らの側のタイムフレームを変えたのかもしれないが、定かではない」

「ゴーサインが出てから今まで、正直なところ、ここ数週間ですべてが本当にあっという間に進んだ」

「僕にとって、これがもっとも情熱を注げるものだった。彼らが僕を選んでくれたことにとても感謝している。彼らが僕を信頼してくれたことが非常にうれしいんだ。さあ、仕事に取り掛かるときだ」


■ル・マン以降も6名か、それとも4名か

 ラシュブルックは、来年のル・マン以降のレースで、1台あたり3人のドライバー編成を維持するかどうかはまだ決めていないと述べた。シーズン最終戦のバーレーン8時間レースには6人全員が出場するが、インテルラゴス、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)、富士スピードウェイでの6時間レースについては不透明だという。

 ラシュブルックは次のように述べた。「2027年のスケジュールを見るとル・マン前にも多くのレースがあるが、ル・マンまでは確実だ。その後については未定だ」

「しかし、ル・マンまでには全員に確実にシートタイム(走行時間)を与えたいと考えている」

 フォードはドライバーの組み合わせもまだ決定していないが、それはアメリカのチームが実走行テスト段階に入った時点で決まる可能性が高い。一方、イェロリーは、同じくアキュラからの移籍組であるブロンクビストとペアを組むことになるのを期待している。

 彼は次のように語った。「どんな組み合わせになるかはわからない。考慮すべきことがたくさんあるだろう。平均値の関係で、それぞれ体重もそのひとつになるはずだ。でも、トムとシェアできたら最高だ」

[オートスポーツweb 2026年06月23日]

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