ラッセルが黄旗中のタイム更新でPP獲得。フェルスタッペンがクラッシュ【予選レポート/F1第8戦】

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2026年06月28日 00:40  AUTOSPORT web

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2026年F1第8戦オーストリアGP 予選上位3名
 6月27日(土)、2026年F1第8戦オーストリアGPの予選が行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が今季4回目/通算11回目のポールポジションを獲得した。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はルイス・ハミルトン(フェラーリ)となった。

 ホンダ製パワーユニット(PU)を搭載するアストンマーティン勢は、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手となった。

 標高約700メートルのレッドブルリンクで開催される第8戦。決勝のスターティンググリッドを決める公式予選は、気温33度、路面温度52度、湿度26パーセントというコンディションで、18分間のQ1より開始された。


■Q1:メルセデスの好調際立つ。ウイリアムズ勢が揃って敗退

 セッション開始5分で1分7秒811を刻んだラッセルが暫定首位につけるが、その2分後には1分7秒259を記録したランド・ノリス(マクラーレン)が首位の座を奪う。

 ただ、Q1の主役はノリスではなかった。金曜日のFP1&FP2で首位、土曜日のFP3で2番手につけていたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が1分7秒083を刻み、ノリスに0.176秒差をつけて首位を奪った。

 一方、残り7分時点でアロンソはアントネッリから3.201秒遅れの21番手。ストロールは3.280秒遅れの22番手だった。この時点で20番手につけるエステバン・オコン(ハース)からは、アロンソが1.201秒遅れ、ストロールが1.280秒遅れという状況だった。

 終盤、Q1脱落圏内はカルロス・サインツ(ウイリアムズ)、キャデラック勢、オコン、アストンマーティン勢の6台だった。残り1分を切り、オコンが16番手にポジションを上げ脱落圏内を脱出。代わって脱落圏内にアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)が落ちる。ただ、一度は脱落圏内を脱したサインツは最終的に0.021秒16番手オコンに届かず、ウイリアムズは揃ってQ1敗退となった。

 Q1首位は1分7秒083を刻んだアントネッリ。2番手に0.176秒差のノリス、3番手に0.207秒差のハミルトンが続いた。Q1敗退は17番手サインツ、18番手アルボン、19番手セルジオ・ペレス(キャデラック)、20番手バルテリ・ボッタス(キャデラック)、21番手アロンソ、22番手ストロールの6台となった。


■Q2:フェルスタッペン、ユーズドタイヤで乗り切る

 続く15分間のQ2。最序盤にコースインしたのはユーズドタイヤを履くノリスただひとり。ノリスは3周ユーズドのタイヤで1分7秒321を記録。ただ、その後フェルスタッペンが同じく3周ユーズドのタイヤで1分7秒183を刻み、ノリスを0.138秒上回る。

 Q1最速のアントネッリはQ2最初のアタックから新品タイヤを履くと、1分6秒763をマークし首位につけた。一方、チームメイトのラッセルは新品タイヤでアタックに入るも、ターン3でわずかにコースオフし、そこでアタックを止めた。そのため、Q2残り5分時点でラッセルはノータイムの暫定16番手だった。

 ラッセルは中断したアタック時に履いていた2周ユーズドのタイヤのまま、残り4分というタイミングで再びアタックに入った。タイムはアントネッリから0.216秒差の1分6秒979で4番手につけ、無事Q3進出を決めた。

 一方、フェルスタッペンはQ2で新品タイヤを温存するべく、ユーズドで先述の1分7秒183を刻むと以降はガレージに収まった。ただ、新品タイヤを履くピエール・ガスリー(アルピーヌ)が好タイムをマーク。しかし、10番手フェルスタッペンに対し0.040秒届かず、ガスリーはQ2敗退となった。フェルスタッペンはあわやQ2敗退の危機もあったが、タイヤを温存した上でQ3進出を決めた。

 Q2首位は先述のとおりアントネッリ。0.127秒差の2番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、0.134秒差の3番手にノリスが続いた。

 Q2敗退の6台は11番手ガスリー、12番手ガブリエル・ボルトレート(アウディ)、13番手オリバー・ベアマン(ハース)、14番手ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)、15番手オコン、16番手フランコ・コラピント(アルピーヌ)となった。


■Q3:フェルスタッペンがクラッシュ。ラッセルがPP獲得

 ポールポジションを決める最終Q3は13分間。開始から3分間は1台もコースに入らないまま時間が経過した。残り時間10分をきり、全車がコースに入った。

 なお、アイザック・ハジャー(レッドブル)、リアム・ローソン(レーシングブルズ)、アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)の3台は3周ユーズドのタイヤで最初のアタックに入った。

 Q3最初のアタックを終えた時点で、1分6秒414を記録したアントネッリが首位に浮上。0.043秒差の2番手にラッセルが続き、メルセデスがワンツーに。そして暫定3番手に0.061秒差のフェルスタッペンが続いた。

 なお、このQ3最初のアタックの際に、ハミルトンはターン3でわずかにタイムロスを喫し、アタックを中断。残り3分で各車再びコースに入るなか、ハミルトンはノータイム、暫定10番手という状況で最後のアタックに向かった。

 全車が新品タイヤを履いて最後のアタックに入ると、ハミルトンが1分6秒408を記録。アントネッリを0.006秒上回った。ただ、そのハミルトンのタイムを0.059秒上回る1分6秒349を刻んだルクレールがトップに浮上する。

 そんななか、フェルスタッペンがターン9でスピンを喫し、タイヤバリアにクラッシュを喫した。これでセクター3にはイエローフラッグが振られ、予選は事実上終了。フェラーリがワンツーで予選を終えたかと思われた。

 ただ、セクター3にイエローフラッグが振られるなか、ラッセルが1分6秒113を記録。ルクレールを0.236秒上回り首位につけた。ラッセルの行為は審査委員に記録されたものの、『イエロー区間で減速した上で全体ベストタイムを更新』したとして、国際映像の情報によるとラッセルはお咎めなしとなった。

 ラッセルは今季4回目/通算11回目のポールポジションを獲得。ルクレールは2番手となり、3番手にハミルトンが続いた。

 以下、4番手アントネッリ、5番手フェルスタッペン、6番手ノリス、7番手ピアストリ、8番手ハジャー、9番手ローソン、10番手リンドブラッドとなった。

 2026年F1第8戦オーストリアGP、71周の決勝レースは28日(日)の日本時間22時(現地時間15時)にスタートが切られる予定だ。

[オートスポーツweb 2026年06月28日]

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