「明らかに感触が異なる」とプジョーから移籍のイェンセン。マクラーレンMCL-HYの第一印象を語る

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2026年07月03日 06:50  AUTOSPORT web

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2026年5月初旬にシェイクダウンを実施したマクラーレンMCL-HY
 マクラーレンのハイパーカー・ドライバーであるミケル・イェンセンは、新型プロトタイプの初期のトラックテストを経て、「基本性能は正しいところにある」と信じており、『MCL-HY』の第一印象を「素晴らしい」と述べた。

 マクラーレンMCL-HYは、5月初旬にバラーノでシェイクダウンが行われ、その後イモラで本格的なテストが開始された。イェンセンによれば、来季2027年のWEC世界耐久選手権にデビュー予定のこのクルマには、いくつかの有望な兆候があるという。

 プジョーからイギリスのブランドに移籍したイェンセンは、これまでに参戦が発表されているふたりのドライバーのうちのひとりであり、もうひとりはポルシェのベテランであるローレンス・ファントールだ。また、初期のテストプログラムには、ユナイテッド・オートスポーツのレギュラーであるベン・ハンリーや、マクラーレン・ドライバー・デベロップメント・プログラムのメンバーであるグレゴワール・ソーシーとリチャード・フェルシュフォーも加わっている。

 テストはすべてが順調に進んでいるわけではないものの、イェンセンは自身が「非常に重要」と表現するフェーズにおいて、マクラーレンが正しい軌道に乗っていると考えている。

「チームは、僕がプロジェクトに参加するずっと前から、舞台裏で長い間素晴らしい仕事をしてきた」とSportscar365に語ったイェンセン。

「基本はしっかりとしていると思うし、良い仕事ができたと思う。クルマの感触は良いよ」

「今は、できる限り継続して開発を進めなければならない。なぜなら、今の開発フェーズから引き出せるものは何であれ、将来の成功の可能性を高めてくれるからだ」

「道のりではつねに驚きに遭遇するものだ。だから、クルマで見つけたすべてのこと、感じたすべてのことから、できるだけ多くのことを学ぼうとすることが重要だ。今からホモロゲーション(公認取得)までの期間がプログラムの中でもっとも重要な部分になる。なぜなら、その後はクルマに対してできることがかなり制限されてしまうからね」

“驚き”の詳細について彼は語らなかったが、「テストではつねに多くのことに不意を突かれるものだ」と付け加えた。

「テストをするのはクルマの欠点を見つけるためであり、それを改善したいからこそテストをしているのだ」

「ただ、これらの問題が簡単に解決可能であり、数日間にわたってテストを中断させるようなものではないことを願うばかりだ」

 昨季2025年までプジョーのワークスドライバーとしてWECに参戦していた彼は、マクラーレンと過去にドライブしたハイパーカーとの比較については明言を避けたが、MCL-HYはプジョー9X8のように開発範囲が多岐に及ぶLMH(ル・マン・ハイパーカー)規定車ではなく、ベースシャシーや共通パーツがあるなかで開発していくLMDh(ル・マン・デイトナ・h)ベースのプロトタイプであるため、「明らかに感触が異なる」とだけ述べた。

 マクラーレンと同じく2027年からハイパーカークラスに参戦するフォードは8月初旬までトラックテストを開始しない予定だが、イェンセンはテストを早期に開始することが英国のブランドに多くの利益をもたらすと考えている。

 プジョーの開発初期段階にも関わっていたイェンセンは次のように説明した。「これはトラックに登場した初期のプロジェクトのひとつだと思うので、時間的な余裕も生まれる。過去に見てきたように、短期間ですべてを修正しなければならないという過度なストレスを感じることなく、自信を持つことができる」

「我々は、よりリラックスしており、どの領域を優先的に改善すべきかについて、もう少し気楽に取り組むことができる。一日で解決しなければならない問題が山積みというわけではないんだ」

 マクラーレン・エンデュランス・レーシングのエグゼクティブ・ディレクターであるジェームス・バークレーは、MCL-HYのために詳細なテストプログラムがすでに作成されていることを以前に概説しており、「道のりは長い」と表現している。

[オートスポーツweb 2026年07月03日]

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