
落語家の立川志らく(62)が、YouTuberのヒカル(35)を「客分の弟子」として迎え入れ、8月3日に東京・明治座で初公演「立川さぎ志 独演会」を開催することが発表された。
客分の弟子とは、正式な入門弟子とは異なる特別な立場のこと。弟子入りまでの経緯として、SNS上での「タモリ論争」を経て実現したYouTubeでの緊急対談がきっかけの1つとなった。一触即発の空気が予想される中、対話が始まると、志らくはヒカルの持つ圧倒的な「しゃべりの才覚」「言葉の力」を大絶賛。かつて落語界に革命を起こした自身の師、故・立川談志を引き合いに出し、「もし談志が生きていたら、絶対にヒカルを気に入って面白がっていたはずだ」と最高級の評価を送り、互いの表現論に深いリスペクトを抱いた。
対談をへて、ヒカルは実際に志らくの落語を客席から鑑賞。伝統芸能の極致である志らくの高座、その圧倒的な芸の力と客席を支配する空気を目の当たりにし、すさまじい衝撃を受けたという。魅了されたヒカルは、さっそく自分なりの解釈を交えた「落語解説」という形で友人や自身の配信で披露。その解説が「ものすごく分かりやすくて面白い!」と大絶賛を受け、「自分自身、落語に向いているのではないか」という直感と、表現者としての新たな野心が芽生えたという。
その後、ヒカルは志らくにLINEで「弟子入り」を直訴。ネットのカリスマからの本気の覚悟に対し、志らくは「その言葉、待っていました」と二つ返事で快諾。古典芸能の世界にどのように新しい風を吹き込むべきか模索していた最中でもあり、異例の「客分の弟子」入りが現実のものとなった。
志らくはヒカルについて「全方向にけんかを売る姿、自信過剰でありながらおびえがあるところが若い頃の志らくにそっくり」と通じる点を感じている。「批判は当然ながらあります。でも才能のある若者のやる気を受け止めるのが年長者の役目」と腹をくくり、「そしてその事が滅亡に向かう落語界を救うひとつになる事だと信じています。批判するのは落語ファンに多い。だからダメなんだよ」と痛烈なコメントを寄せた。
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ヒカルは「まさか志らく師匠の弟子になって明治座の舞台に立つなんて、本当に人生何が起こるか分からないです」と感激。「『本物の芸』を目の当たりにして、自分もここで挑戦したいと確信し、すぐにLINEで直訴しました。一人の表現者として明治座の舞台に本気で立ちます。目指すは武道館です」と掲げた。
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