
来週後半は、日本付近で太平洋高気圧の勢力が強まり、最高気温35℃以上の猛暑日になる所が急増するでしょう。急激な気温上昇は、熱中症のリスクを高めます。こまめに水分や休憩をとるのはもちろん、積極的に暑さを避ける対策を心がけ、熱中症を予防してください。
来週後半は35℃以上が急増 熱中症リスク高まる

7日(火)は、梅雨空でも、東海から九州は暖かい空気に包まれて気温が上がりやすく、最高気温30度以上の真夏日の所が多くなるでしょう。ムシムシとした不快な暑さになりそうです。一方、関東は北東よりの風が吹いて涼しい空気が流れ込み、気温の上昇は比較的抑えられるでしょう。
8日(水)から9日(木)頃、日差しが届き始めると、さらに日中の気温が上がりやすくなる見込みです。北上してくる台風9号も、日本付近の太平洋高気圧の勢力を強めて、気温上昇を後押しするでしょう。東海から九州では所々で最高気温35℃以上の猛暑日となり、関東でも30℃前後まで気温の上がる所が出てくる見込みです。
10日(金)から11日(土)頃は、熊本で最高気温が36℃になるなど、西日本で35℃以上が続出し、東日本でも35℃に届く所が出てくるでしょう。東京都心は、最高気温31℃の予想で、厳しい暑さになりそうです。
急激な気温上昇は、熱中症のリスクを高めます。こまめに水分や休憩をとるのはもちろん、日中は屋外での作業を控えるなど、積極的に暑さを避ける対策が必要です。
どういうとき熱中症になりやすい?

熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。
1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。
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熱中症になったときの応急処置のポイント

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。
