2026年F1第9戦イギリスGP オリバー・ベアマン(ハース) 2026年F1第9戦イギリスGPの決勝レースが行われ、TGRハースF1チームは、母国グランプリを迎えたオリバー・ベアマンが12位、エステバン・オコンが13位でフィニッシュした。
13番グリッドからスタートしたベアマンは、オープニングラップのブルックランズでアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)と接触しスピン。その結果、20番手まで後退を余儀なくされた。なお、アルボンにはこの接触で10秒加算ペナルティが科された。その後ベアマンはクリーンエアで一定のペースを示し、29周目にミディアムタイヤからハードタイヤに交換。レース終盤のセーフティカー導入時にはユーズドのソフトタイヤに履き替え、14位でレースを終えた。アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)のペナルティに伴い、正式結果は13位に繰り上がった。
一方、オコンは17番手から好スタートを決め、オープニングラップだけで11番手まで浮上した。21周目にVSC(バーチャルセーフティカー)が導入されると、オコンはこのタイミングでピットイン。しかしVSCはすぐに解除され、さらに右リヤタイヤ交換時のトラブルで順位を落とした。終盤にはセーフティカー下でソフトタイヤへ交換し、最終的に15位でチェッカーを受けた。またオコンも、アントネッリのペナルティによる降格で、正式結果はひとつ繰り上がった14位となっている。
小松礼雄チーム代表は、この週末は厳しい戦いだったと認めつつ、チーム運営やコミュニケーション面には多くの収穫があったと振り返った。一方で、ドライバーとエンジニアリングチームは現状のパッケージから最大限を引き出したと評価した。オコンのピットストップ時に発生したトラブルについては、「複数の理由がある」とし、チームとしてはすべての課題を改善の機会として捉えるべきだと述べた。
■オリバー・ベアマン(TGRハースF1チーム)決勝=12位(52周/52周)13番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト
「またスタートが良くなかった。ここ2戦続けて同じような状況だ。自分の手順自体は問題なかったけれど、スタートの安定性に課題がある。昨日は良いスタートだったのに、今日は最悪だった。ポジションを落としたことでブルックランズでスピンする状況になってしまった」
「その後は最後尾からのレースになったけれど、オーバーテイクできるほどの速さはなかった。ダーティエアでは苦戦した一方、クリーンエアでは良いペースを見せられた。でも、それでも十分な速さではなかった」
■エステバン・オコン(TGRハースF1チーム)決勝=13位(52周/52周)17番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト
「17番手から11番手まで上がれたオープニングラップは本当に良かった。アウト側から何台も抜くことができた。最近はスタート練習を続けていて、その成果が出ている。ポイント圏内も見えていた」
「VSCでチャンスがあると思ったけれど、時間は5秒ほどしかなく、ピットに入った時にはすでに解除されていた。さらに右リヤタイヤの交換でトラブルがあり、ピットストップも長くなってしまった」
「完璧なレースではなかったけれど、マシンは大きな問題もなく走ってくれたし、ここ数戦悩まされていたタイヤのデグラデーションもなかった。メカニックとエンジニアが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、マシンは確実に改善している」
「トラブルなくレースを戦えたのは楽しかった。ただ、ポイント争いをするには、もう少しペースが必要だ」
[オートスポーツweb 2026年07月07日]