びわ湖花火「タダ見客」締め出しで大津SAが異例の“全面閉鎖”…しわ寄せ受ける長距離ドライバーの苦悩

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2026年07月14日 07:00  週刊女性PRIME

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NEXCO西日本・大津サービスエリア(公式サイトより)

 花火大会当日、サービスエリアから利用客を締め出す――。名神高速道路で打ち出された異例の措置が、ネット上で賛否を呼んでいる。

『びわ湖大花火大会』を“タダ見できる特等席”

NEXCO西日本は、8月6日に開催される『びわ湖大花火大会』に合わせ、名神高速の大津サービスエリア(上下線)を午後3時から午後9時まで全面閉鎖すると発表しました。大津SAは琵琶湖を一望できる立地で、毎年、花火を無料で観賞できる“タダ見できる特等席”として知られています。

 しかし、その人気ゆえに花火目的の利用者が殺到。長時間駐車する車両が相次ぎ、サービスエリアが満車になるだけでなく、本線や大津IC付近まで渋滞が延び、高速道路の交通にも大きな影響を及ぼしてきました。

 今年は“タダ見客”を徹底排除するため、駐車場やトイレ、店舗を含め施設全体を約6時間閉鎖。閉鎖時点で駐車している車両もすべて退出させ、展望デッキなども終日にわたって立ち入り禁止とするなど、事実上、利用客を締め出す異例の措置が取られます」(地方紙記者)

 40回目となる今年のびわ湖大花火大会では約1万2000発が打ち上げられ、約34万人の来場者が見込まれている。そのための強硬策にネット上ではさまざまな意見が寄せられた。

《その徹底ぶりが良いですね》
《締め出しや閉鎖は仕方ない》
《この判断は妥当》

 と評価する声がある一方、

《運送業の事も少しは考えてくれ》
《トラックにとっては貴重な休息場所なのに》

 など、長距離ドライバーへの影響を心配する声も上がった。

“しわ寄せ”を受けるドライバーたち

 高速道路は人と物流を支える社会インフラである。とりわけ名神高速は関西圏の物流を支える大動脈だ。

「SA待ちの車列が本線まで延びれば、大津ICを先頭に大渋滞が発生し、花火とは無関係の利用者まで巻き込まれます。緊急車両の通行にも支障をきたしかねません。こうした花火見物客の“襲来”で、多くのドライバーが不便を強いられてきました。そこで今回は彼らを締め出すための苦渋の決断というわけです」(交通ジャーナリスト、以下同)

 だが、こうした花火大会に伴う交通規制は大津SAだけではない。

「毎年8月15日に開催される『諏訪湖祭湖上花火大会』では、中央自動車道の諏訪湖SA(上下線)と諏訪湖スマートIC(上下線)の出口を閉鎖。また、7月25日の『隅田川花火大会』でも首都高速6号向島線を通行止めとし、駒形PAを閉鎖する予定です。花火大会に伴う高速道路の規制は全国で広がっており、今後も同様の対策は増えていくでしょう」

 本線の渋滞や事故を防ぐためにはやむを得ない措置かもしれないが、通常利用者への影響は避けられない。

「迷惑の原因を作っているのは花火見物客であるにもかかわらず、その対策による“しわ寄せ”を受けるのは、結局、何の落ち度もないドライバーたちですからね。花火大会の安全対策が進む一方で、物流を支える現場への配慮も忘れてはなりません」

 物流の最前線で働くドライバーたちの苦労とは関係なく、今年も琵琶湖の夜空には大輪の花火が打ち上がる。

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