SUPER EIGHT安田章大、自閉スペクトラム症の青年にリアリティを吹き込む役作り 当事者とも交流重ねる

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2026年07月14日 11:00  オリコンニュース

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『平行と垂直』場面カット(C)2026「平行と垂直」製作委員会
 5人組グループ・SUPER EIGHTの安田章大と俳優・のんがダブル主演を務める映画『平行と垂直』(8月28日公開)の新たな場面写真が公開された。自閉スペクトラム症(ASD)のある兄・大貴(安田)の丁寧な暮らしぶりと、その心の揺らぎを映し出した3点となっている。

【写真】妹のために食事を作る大貴’(安田章大)

 周囲のサポートを受けながら自立した生活を送り、清掃の仕事に励む大貴。感情を伝えることが少し難しい大貴は、うれしいことがあったら家族以外には自分の頬っぺたを触るよう、幼いころに母から教わった習慣を大切に守っている。慣れ親しんだ自宅のキッチンで黙々とだし巻き卵を焼く姿からは、毎週水曜日に妹・希(のん)と囲む夕食を何よりも大切にしている大貴の実直で誠実な人柄が伝わってくる。

 周囲を見渡すと、冷蔵庫に貼られた付箋まで、きちんと“平行と垂直”に整理整頓された几帳面な一面も。しかし、食事会で妹・希から、東京に住む恋人・雅也(伊島空)の両親へのあいさつに一緒に来てほしいと告げられた大貴は戸惑い、自分の気持ちを整理できないまま感情をあらわにする。これまで支え合いながら生きてきた希へ何か想いを伝えようとする大貴。これまで当たり前だった兄妹の日常が大きく動き始めることを予感させる、印象的な場面写真となっている。

 本作で大貴を演じる安田は、企画段階から作品に携わり、クランクインまでの限られた時間の中で、本作の監修を務める専門家チームのもとを幾度となく訪問。大貴という人物の背景や価値観を丁寧に整理し、その人物像にふさわしい言動や行動について検証を重ねながら役作りを進めた。

 さらに実際に当事者と交流を重ね、一人ひとりと真摯に向き合うことで理解を深めていった。誰かをモデルにするのではなく、その理解を自らの中で咀嚼(そしゃく)し、「大貴」という一人の人間として生きることを追求した安田。特徴を表現するのではなく、息遣いや感情、所作を丁寧に積み重ねることで、大貴という存在に確かなリアリティを吹き込んだ。その真摯なアプローチは、企画者として作品に向き合う覚悟と、役に向き合うひたむきな情熱があってこそ実現したものであり、本作で新たな代表作ともいえる渾身の演技を披露している。

 言葉だけでは伝えきれない感情や、視線、間、所作の一つひとつから、大貴という人物が浮かび上がる、等身大の姿を、安田が繊細かつ力強く体現した今作。その熱演への期待がさらに高まる場面写真となっている。

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