2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGP FP1で走行したコルトン・ハータ(キャデラック) 近い将来、F1マシンの一台にアメリカ人ドライバーを乗せたいと考えているキャデラックだが、テスト兼開発ドライバーのコルトン・ハータは、今のところFIA F2で十分な成績を残せていない。
シーズンが折り返し地点を迎えるなか、ハータは20ポイント獲得でドライバーズランキングで22人中17位にとどまっている。ハイテックのチームメイト宮田莉朋は30ポイントでランキング11位だ。
ハータがF1スーパーライセンスを取得するには、今年のF2選手権でランキング8位以内に入る必要があり、現状では簡単にはいかないと思われる。
そんななか、FIA F3で躍進するアメリカ人ドライバーに注目が集まっている。現在ランキング首位に位置するウーゴ・ウゴチュクウだ。現実的にタイトル争いのライバルはアウディ育成のフレディ・スレーターのみであり、タイトル争いに敗れたとしても、ウゴチュクウがスーパーライセンス取得資格を満たす可能性が高い。そうなると、キャデラックF1チームにとっては、少なくとも2027年のリザーブ兼テストドライバー候補になるだろう。
ウゴチュクウは、2021年にマクラーレンのドライバー育成プログラムに加わったが、2025年終盤にマクラーレンがプログラムを全面的に刷新したことで契約を打ち切られた。しかし、現在もCEOザク・ブラウンと強い関係を持つマネジメント会社ADDマネジメントがキャリアをサポートしている。
■ハータ「今までの結果は期待外れ」
ハータ自身は、バルセロナ・カタルーニャGPのフリー走行1回目で好走したものの、自身のF2シーズンが計画どおりには進んでいないことを認めている。
「良いレースもあれば悪いレースもあった。結果が期待外れなのは明らかで、それを隠すつもりはない」とハータは、アメリカの専門誌『Racer』に対してコメントした。
インディカーのスターだったハータは、「これまでのキャリアでは、常に勝利を争い、競争力を発揮してきた。そのため今年は、さまざまな感情と向き合い直す一年になっている」とも明かした。
一方で、ライバルたちのレベルの高さには驚いていないという。
「僕はF2ドライバーたちを非常に高く評価していた。特にインディカーで何人かと対戦した経験があり、彼らの実力を知っているからだ。今なら(クリスチャン・)ルンガーが最も分かりやすい例だろう」
「ここにいるドライバーたちがどれほどの実力を持っているかは、誰もが理解している。純粋な速さだけを見れば、大半はすでにF1で戦えるレベルにある。だから彼らの能力については最初から理解したうえで、このカテゴリーに飛び込んできた。その意味では驚きはない」
ハータは、ハイテックへの信頼を示すとともに、思いどおりの結果を残せずにいる失望感も示した。
「今年ここまでのパフォーマンスや、チャンスを結果につなげられていない点については、正直少し驚いている。状況を立て直すために全員が懸命に取り組んでいる」
「僕は本質的に、競い合い、レースをし、勝利を目指したい人間だ。だから競争力を発揮できていない現状には失望している」
[オートスポーツweb 2026年07月15日]