
ニチレイグループが受けた不正アクセス被害の影響が食品業界全体に及んでいる。傘下のニチレイロジグループ本社による冷蔵倉庫の入出庫業務と、ニチレイフーズの冷凍食品出荷業務に支障が出ているといい、外食・小売各社が相次いで欠品や営業時間の短縮などを発表している。
●外食・小売各社に影響拡大
例えば日本ケンタッキー・フライド・チキンは14日、全店舗で一部商品の品切れやメニュー制限、営業時間の短縮を発表した。くら寿司も15日、一部店舗で寿司ネタや冷凍食品などが欠品したり、提供が遅れる可能性を明らかにした。
「ほっともっと」「やよい軒」を手掛けるプレナス(東京都中央区)も、一部店舗への食材納品が当面遅れる見込みを明らかにした。食材の供給を安定させるための施策という。
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ファミリーレストラン「ガスト」などを運営するすかいらーくホールディングスは、ITmedia NEWSの取材に対し「現時点で店舗運営の支障はないが、詳細はニチレイ側と精査している。状況に変化があれば今後告知する」と回答した。
小売では、イオンが一部店舗での欠品を明らかにした。コープデリ生活協同組合連合会も、ニチレイグループの出荷業務の支障で注文商品を届けられない可能性があると発表している。ニチレイ以外の食品やミールキットでも、同グループのシステムを使用する商品は配送に支障が生じる可能性があるという。
ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスも、一部店舗の商品で欠品が生じていると回答した。ただし、影響はごく一部にとどまるという。
ニチレイは13日、不正アクセスによるシステム障害を発表。15日には障害がサイバー攻撃によるものだったことも公表した。顧客や取引先の個人情報を保護するためシステムを遮断した結果、ニチレイロジグループ各社の冷蔵倉庫の入出庫業務と、ニチレイフーズの冷凍食品出荷業務に影響が出たという。
攻撃を受けたサーバの一部には個人情報を保管しており、漏えいした可能性もある。個人情報保護委員会にも報告済みだが、攻撃の詳細は「さらなる被害の拡大を防ぐ」として伏せている。各業務は17日以降順次再開する見込みだ。
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