黒木華主演「NORA」開幕 せりふの8割がメッセージアプリ、スマホ画面が舞台に映る斬新演出

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2026年07月15日 22:23  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

舞台「NORA」公開ゲネプロのワンシーン(後藤敦司氏撮影)

黒木華(36)主演の舞台「NORA」(東京芸術劇場プレイハウス)が15日、開幕した。


19世紀末の初演から世界各国で上演されているヘンリック・イプセンの「人形の家」を、大胆に現代風にアレンジ。会話劇をメッセージアプリでテキストを送り合う“今ならでは”のコミュニケーションで表現し、せりふの8割がスマートフォンを用いてやりとりされる。スマホ画面はリアルタイムで舞台上のスクリーンに映し出される。


「父権的な家庭からの脱却」や「女性の自立」を描き、現代のトロフィーワイフ的な扱いを受ける主人公ノラ(黒木)があることをきっかけに、夫から離れていく。銀行の頭取に上りつめるも妻を人形扱いする夫ヘルメルを勝地涼(39)、ノラの友人クリスティーンを瀧内公美(36)、ある秘密を武器にノラを追い詰めるクログスタを鈴木浩介(51)が演じる。


26日まで東京公演を行った後、8月に宮城、愛知でも上演する。


出演者コメントは以下の通り。


黒木 いよいよ「NORA」の幕が開きます。ティモフェイ・クリャービンさんの演出によって、イプセンの「人形の家」が現代ならではの表現で新たな息吹をまといました。長く愛され続けてきたこの物語が、今を生きる私たちにどう響くのか。そして皆さまがどんな思いを受け取ってくださるのか、私自身とても楽しみにしています。劇場でお待ちしております。


勝地 いよいよ開幕です。「人形の家」をスマートフォン上のやり取りで描く舞台。僕たちも未知の体験にワクワクしながら稽古しました。みなさんもきっと初めての演劇体験になると思います。夏にクリスマスの物語。劇場を出た時に余韻を感じられる舞台になっているのでぜひお楽しみください。


瀧内 この作品はこれまでヨーロッパ2カ国で上演されているのですが、最初にブルガリアでの公演をスマホで見た時“演劇”という概念が覆されるような衝撃を受けました。「アート性の高い作品」というと、ざっくりとした表現になりますが、この形態で演劇を立ち上げる試みを非常に面白く思っています。視覚的には情報量が多く、不思議な感覚に誘われる作品に仕上がっています。お客さまからどんな反響をいただけるのか、楽しみでなりません。スマホと格闘しながら、頑張ります!


鈴木 ティモフェイの演出が何を大切にし、どのような意図で生まれたのか、そのすべてを自分自身が完全に理解できているわけではありません。だからこそ、この作品は観客の皆さんにご覧いただいて初めて完成するものだと感じています。皆さんがどのように受け止め、どんな答えを見つけてくださるのか。その答え合わせができることを、今からとても楽しみにしています。

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