
結婚生活が長くなるほど、「幸せって何だろう」と考える瞬間が増えていくものかもしれません。恋愛のような高揚感とは違い、日々の積み重ねのなかで感じる穏やかさや安心感……それをどう捉えるかはママそれぞれでしょう。
『みんな結婚して何年になる? 私は結婚13年。義父母は嫌いだけれど、旦那はいい人。やんわり幸せだよ』このひと言に、ママたちの共感の声が集まりました。華やかではないけれど、どこか満たされている。そんな感覚に心当たりのあるママは少なくないようです。
穏やかな日常が幸せ
まず見られたのは、「特別なことはないけれど幸せ」という声でした。
『15年、旦那も問題もなく、子どもも元気で人並みに幸せ』
『17年。イヤなことがないから幸せ』
『20年、衣食住、何不自由なく暮らせていることに感謝。平凡だけれど、何より幸せなことだと思う』
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『記念日をそろって忘れるくらい自然な関係で14年』という声もあり、ムリをしない関係性が心地よさにつながっている様子がうかがえます。
『喧嘩もするし不満もあるけれど、人生で今が一番って言えるくらい幸せ。出会ってからずっと幸せを更新し続けているよ』
『旦那とはきちんと会話できるし、私にないものをもっている。尊敬しているし、大好きです』こんな前向きな意見もあり、関係性の深まりを楽しむママもいました。
子育て後に見える新たな関係
結婚生活が長くなると、子どもの独立という節目を迎える家庭も増えてきます。
『31年。子どもも独立して、旦那と犬と穏やかに暮らしている』
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『27年、2年前から2人暮らしになった。自他共に認めるダラ奥なのに、優しくしてくれるので幸せ』子育て期を乗り越えたあとの時間は、あらためて夫婦の関係を見つめなおす機会になるようです。「子育てが終わってから喧嘩が減った」という声もあり、生活の中心が変わることで関係性も変化するのかもしれません。さらに、
『今年で33年目。夫婦でマラソンや登山を楽しんでいる』このように、新しい共通の楽しみを見つけるママもいました。長い時間を共にすごすなかで、少しずつ関係のかたちを変えていくのでしょう。
幸せのなかにある小さな揺らぎ
一方で、「おおむね幸せだけれど……」と前置きしつつ、複雑な思いを抱える声もありました。
『幸せだけれど、独身時代の自由が懐かしい。学生時代、ひとり暮らしの部屋で土日に時間を気にせず本を読みまくって、最高だったな』結婚生活には責任や制約も伴います。そのため、ときに過去の自由さを思い出すこともあるのでしょう。また、
『少し距離があるくらいがちょうどいい』
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『旦那とは仲がいいが義母との関係がストレス』こちらのママはお金が絡んだ問題に頭を悩ませているようです。
「幸せではない」と感じる瞬間も
もちろん、全員が順調というわけではありません。
『13年。不幸せ』
『20年。ずっと好きだったけれど、吐き気がするほど嫌いになりました。でも、子どものためにまだ離婚できない』こうした率直な声もありました。長い年月のなかで、信頼が揺らいだり、価値観のズレが大きくなることもあります。
『12年目。いつまでも恋人のような関係でいたい旦那と、家庭と子どもに重きを置きたい私とで衝突。旦那が一方的にフキハラして責め立ててくる。人生で一番旦那が嫌い』
『17年。一番イヤなことされて信用できなくなった。子どものために仮面夫婦を続けている』このコメントからは、簡単に結論を出せない現実が伝わってきます。結婚生活は「続けること」自体に意味がある場合もあれば、「見なおすこと」が必要な場合もあります。その判断は、当事者にしかできないのでしょう。
いろいろあっても続いていく関係
それでも、いろいろあったけれど今は落ち着いているという声も少なくありません。
『30年。お互いの親の問題やきょうだいのことなど、さまざまな問題を乗り越えて仲よしでいられることに感謝』
『幸せっちゃ幸せ。旦那に何があっても冷静でいられる。成長したのワタクシ』結婚生活には、順風満帆な時期ばかりではないのでしょう。衝突や葛藤を経験しながらも、その都度折り合いをつけてきた結果、現在の関係があると感じているママもいるようです。
『34年。離婚騒ぎもあったが、今は穏やかな老後が見えている』結婚生活における「幸せ」は、ひと言で言い表せるものではないようです。華やかな喜びではなく、日常のなかにある安心感や信頼、そしてときには妥協や距離感も含めて成り立っているのでしょう。
「やんわり幸せ」という言葉には、その曖昧さと現実がよく表れているのかもしれません。はっきりとした満足でも、不満でもない。それでも「悪くない」と思える状態……それが長く続く関係こそが幸せなのかもしれませんね。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・なかやまねこ
