【小倉記念】格上挑戦馬が活躍する重賞 牝馬がハンデで恵まれることも多い/長岡一也

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2026年07月18日 12:00  netkeiba

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長岡一也さん(フリーアナウンサー)
【長岡一也=コラム「競馬白書」】

◆今年のメンバーでは牝馬に目が向く

 昨年から夏の番組が変わり今年は2年目、ハンデ重賞の小倉記念にどんな影響を与えることになるのか、注目されるところだ。ひと月早まったこの一戦、昨年は、前走3勝クラス組が1、2着を占めハンデ戦の色合いを濃く出していた。紅一点51キロの軽ハンデだったイングランドアイズが9番人気で重賞初制覇を達成し、前走ようやく3勝クラスを卒業したばかりのシェイクユアハートが55キロ、3番人気で2着と健闘していた。一方、背負った組だが、58キロが2頭いたが、そのうち重量常連組で、一年前レコード決着の中で0秒2差の3着だったディープモンスターが、昨年は2番人気に支持されたが、馬群から抜け出したところで脚色が一緒になって2年連続で3着に終っていた。

 そして1番人気馬は、前走が東京の3勝クラスの1800米を勝った4歳馬メリオーレム56キロだったが、後方からの動きが鈍く9着に終っていた。騎乗した川田騎手は「苦しそうな走りで、暑さにやられたかとしか思えない」と語っていたが、この季節、そんなこともあると受け止めるしかないのかもしれない。

 ハンデ重賞だけに格上挑戦馬が活躍するのは以前からあったが、昨年のイングランドアイズのように3勝クラス7着からの挑戦というようなケースは、これから狙い目のひとつとして大きく取り上げていきたい。それと牝馬がハンデで恵まれることが多いので、これも考慮のポイントにしておきたい。

 今年のメンバーを見ると、どうしても牝馬に目が向く。中でも昨年のオークスでメンバー最速の上がりで3着と実力のあるところを見せていたタガノアビーを狙いたい。前走のシドニーTで鋭い決め手で差し切ったように、ペースが流れそうなここでは54キロのハンデが大いに生きそうだ。小倉で初勝利を上げていたし、前走2000米を勝っているのも強味になる。

 この10年、前走で小倉記念と同じ2000米を使っていたものが9頭も勝っていることと、連対馬18頭に2000米での勝鞍があったことは注目しなければならないが、両方をクリアしたものは今年は少ない。新たな面に期待できそうなものも探してみた。

 クラシックではふるわなかった4歳馬のジーティーアダマンは、近3走は安定したレースが続いている。昇級初戦だった都大路Sも3着と好走できた。先行力が武器で、小回りの2000米は合いそうだ。この都大路Sでオープン初勝利を決めたのがガイアメンテ。7番手でじっくり脚をため、直線一気に突き抜けてレコードタイムと文句なかった。全5勝が1800米で挙げていて距離への対応がポイントだが、課題だったスタートに進境が見られるのがいい。最後に、デビュー勝ちの小倉で待望のタイトルを狙うジョバンニを入れておく。4歳世代ではトップの走りを続けてきたのでこのGIII戦ならと思う。

「もしここで 勝てたとしたら 道ひらく」

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