ブルズアイ、ジェシー=『トイ・ストーリー5』(公開中) (C)2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved. ディズニー&ピクサー最新作『トイ・ストーリー5』(公開中)で、カウガール人形・ジェシーを巡るエピソードが観客の涙を誘っている。SNSでは「ジェシーとエミリーのくだりで爆泣き」「涙が止まらなかった」と反響が広がる中、共同監督のケナ・ハリスが、この名場面が約3年にわたる試行錯誤と7〜8回の試写を経て完成したことを明かした。※以下、本編のネタバレを含みます。
【動画】テック・トリオがジェシーを“嘘つき”呼ばわりでケンカに?(本編映像)
公開から11日間で興行収入50億円を突破するなど大ヒットを記録している本作。物語の中心となるジェシーについて、SNSでは「評判通りの感動作!ジェシーが大好きになった」「ジェシーがずっと大切にしているエミリーへの気持ちが報われて本当に泣いた」など、称賛の声が相次いでいる。
ケナ・ハリス共同監督は、「ただ切ない物語を描こうとするのではなく、ジェシーというキャラクターの視点に立って想像したからこそ描けた物語になっています。その過程ではジェシーのストーリーラインに関してさまざまなことを試すため、スタッフから意見をもらおうと7〜8回ほど試写を行い、数年間試行錯誤してようやく描けたシーンでした」と、制作の舞台裏を振り返った。
ジェシーが初登場した『トイ・ストーリー2』では、かつての持ち主・エミリーとの切ない思い出が描かれた。いつも一緒に遊んでいた2人だったが、エミリーの成長とともにジェシーは忘れられ、やがて寄付に出されてしまう。
本作では、ジェシーがエミリーと暮らしていた家に偶然たどり着いたことで記憶がよみがえり、再び捨てられるのではないかという不安に襲われる。しかし、思い出の丘で、大人になったエミリーが娘に「ジェシー」と名付けていたことを知るという、シリーズ屈指の名場面が描かれる。
ケナ監督は「ジェシーの物語をどのように語るかということに最も力を注ぎ考え作り上げました。そのためには、ジェシーの内面を深く想像し『彼女が、過去に大好きだった人に忘れられてしまったことであんなにも大きな苦しみと喪失感に見舞われたとしたらどんな展開が必要だろうか?』と自問自答する必要がありました。そして約3年もの試行錯誤の末にその答えとなるテーマを見つけました」と語った。
納得のいく結末にたどり着くまでには、「おばあちゃんになったエミリーとジェシーが再会するラスト」など、さまざまな案が検討されたという。ケナ監督は「制作している最後の年に、ジェシーがあの思い出の木の下で、エミリーが自分の娘にジェシーと名付けたことを知るというシーンにたどり着きました。とても満足のいくシーンだと思い、単にファンを喜ばせるものではなく、『トイ・ストーリー』という映画をまとめる要素になり得るものでした」と手応えを語っている。