サミ・パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2026年WRC第9戦ラリー・エストニア 7月17日(金)、エストニアで開催された2026年WRC世界ラリー選手権の第9戦『ラリー・エストニア』のデイ1としてスペシャルステージ(SS)1から7が行われ、TGR-WRT2のサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が全7SSを制覇し首位に立った。TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のオリバー・ソルベルグ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が14.7秒差で総合2番手、ヒョンデ・シェル・モービスWRTのアドリアン・フルモー(ヒョンデi20 Nラリー1)が16.5秒差で総合3番手につけた。
一方、日本の勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)はSS6でタイヤバーストに見舞われ、デイリタイアとなっている。戦いを終えた各陣営よりドライバーたちのコメントが届いている。
■Mスポーツ・フォードWRT
●マルティン・セスクス(#22 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ1総合8番手
「シェイクダウンでアンチカットに接触してボディにダメージを受けてしまったよ。でもメカニクスが素晴らしい仕事をしてくれて、クルマのフィーリングは実際そんなに悪くなかったんだ」(SS3後)
「チームとして負け、チームとして勝つ。みんなに感謝しているよ」(SS7後)
●ジョシュ・マッカーリーン(#55 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ1総合9番手
「今日はしっかりした一日だったよ。良いスプリットタイムやステージタイムも出せたね。明日はさらに改善できる部分があると思うよ」(SS7後)
●ジョン・アームストロング(#95 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ1総合10番手
「SS1のジャンプで着地した瞬間にタイヤが破れてしまったんだ。フロントの空力パーツを失って、ダクトテープで応急処置しながら走り続けたよ」(SS1後)
「SS1のパンクは本当に残念だったけど、ペースはかなり良かったから満足しなきゃならないね。このコースを走れたのは最高だったよ」(SS7後)
※各ステージ後の公式インタビューより抜粋
■ヒョンデ・シェル・モービスWRT
●エサペッカ・ラッピ(#4 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ1総合7番手
「テストでは良い感触だったのに、本番では大きく離されてしまったよ。ただ後半にサスペンションとトランスミッションの設定を変えたら確実に効果が出たんだ。チームメートに近いタイムが出るようになったよ」
「明日も同じ変更を試してみるつもりだよ。なぜあんなに差がついたのかはまだ分からないけど、改善の方向性は見えているよ」
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ1総合4番手
「細かいトラブルが重なると信頼性の面でコストが高くついてしまうんだ。今夜はトランスミッションの交換を含めていくつか対処しなきゃならないね」
「昨年フラットで走れなかったセクションが今年は基本的にフラットで攻められるようになっているよ。ジャンプでもリスクを取って走れているんだ」
●アドリアン・フルモー(#16 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ1総合3番手
「ドライビングもクルマの調子も満足しているよ。午後にハードタイヤを選んだ方が良かったかもしれないけど、後悔はないね」
「ソルベルグやパヤリとのタイム差はわずかだよ。明日も上位を狙って走るよ」
■TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合6番手
「出走順1番手という条件の中で、後ろからスタートしたドライバーたちが速いタイムを刻むのを見てがっかりした部分もあったよ。でも走りのフィーリング自体は悪くなかったんだ」
「午後は轍ができてきてタイムロスが少なくなったし、明日は出走順が改善されるから状況は少し良くなるはずだよ」
●セバスチャン・オジエ(#1 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合5番手
「エストニアには5年ぶりに戻ってきたよ。出走順3番手という難しい条件の中でまずまずの仕事ができたと思うよ。サミが非常に速かったのは認めなきゃならないね」
「明日は出走順が改善されるし、差はまだ大きくないよ。チャンスはあると思うよ」
●オリバー・ソルベルグ(#99 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合2番手
「午前中はパヤリと接戦を演じられたけど、午後は彼の素晴らしい走りに対してタイムで少し苦戦してしまったんだ。プッシュできるスイートスポットを完全には掴めていなかったよ」
「差は大きくないと思っているよ。明日はタイヤのマネージメントが重要になる長いステージが続くんだ。しっかり準備して挑むよ」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイリタイア
「午前中から少し苦戦していました。セットアップをソフト寄りにしすぎてしまい、高速セクションで思うようなパフォーマンスが発揮できない状態でした。タイムロスを最小限に抑えようと走り続けましたが、セカンドループでタイヤ2本にダメージを受けてしまい、走行継続が不可能になってしまいました」
「本当に悔しいです。でも気持ちを切り替えて、次のステージからベストを尽くすしかありません」
■TGR-WRT2
●サミ・パヤリ(#5 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合首位
「ステアリングを握っている感覚が最高で、自然な流れの中で運転できたよ。午前中はライバルたちとの接戦が続いたけど、午後には差を広げることができたんだ」
「プッシュはしているけど、大きなリスクを感じることなくコントロールできていたよ。まだ金曜日に過ぎないんだ。これからの2日間が本当の勝負だね」
[オートスポーツweb 2026年07月18日]