2026年F1第10戦ベルギーGP 6度目のPPを獲得したアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) 現地時間7月18日(土)、2026年F1第10戦ベルギーGPの予選が行われ、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が今季6度目/自身通算6度目のポールポジションを獲得した。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)となった。
ホンダ製パワーユニット(PU)を搭載するアストンマーティン勢は、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手となった。
■Q1:10グリッド降格が決定しているノリスが最速
18分間のQ1は気温22度、路面温度39度、湿度54パーセントというコンディションで開始された。フリー走行3回目の終盤にクラッシュを喫したルイス・ハミルトン(フェラーリ)も車両修復が叶い、コース入りを果たしている。
なお、ノリス、そしてアストンマーティン勢2台がパワーユニットエレメントの上限を超える交換でそれぞれグリッド降格。そしてアイザック・ハジャー(レッドブル)が内燃機関(ICE)を含む上限を超える交換に伴い、最後尾スタートとなることが決まっている。
そんななか、全車が最初のアタックを終えた時点で1分45秒865のトップタイムを記録したのは、4基目のパワーエレクトロニクス・ユニット交換を実施したことで10グリッド降格が決まっているノリスだった。
Q1セッション後半、この時点でトップにつけるノリス、0.065秒差の2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、0.197秒差の3番手ハジャーの3台を除く19台がコース入り。この時点でトップ10入りしているメルセデス勢、フェラーリ勢、ピアストリ、レーシングブルズ勢はユーズドタイヤを履いてニュータイヤを温存した。
ユーズドタイヤではトップ3の牙城は崩れず、ノリスがトップのままQ1を終えた。Q2進出争いはウイリアムズ勢、ハース勢の戦いとなるなか、15番手カルロス・サインツ(ウイリアムズ)、16番手オリバー・ベアマン(ハース)と、それぞれ1台の通過に留まった。
Q1敗退は17番手アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、18番手エステバン・オコン(ハース)、19番手バルテリ・ボッタス(キャデラック)、20番手セルジオ・ペレス(キャデラック)、21番手アロンソ、22番手ストロールの6台となった。
■Q2:アントネッリが最速。レーシングブルズは明暗を分ける
続くQ2は15分間。16台のうち、ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)、サインツ、ベアマンの3台はユーズドタイヤでQ2最初のアタックに臨んだ。まずは選手権首位のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が1分45秒142を記録して暫定首位に浮上する。
Q2最初のアタックでは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がノリスから0.255秒差の2番手、Q1をトップで終えたノリスはアントネッリに0.312秒差の3番手に続いた。
なお、小型化されたロールフープを含むアップデートを搭載したアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は6番手。チームメイトで11番手につけるリアム・ローソン(レーシングブルズ)とのタイム差は、Q2最初のアタックを終えた時点で0.532秒に及んだ。
Q2終盤は安全圏内のアントネッリ、3番手ノリス、4番手ハミルトン、5番手フェルスタッペンを除く12台がコース入り。ただ、暫定2番手のルクレールと暫定8番手のラッセルはユーズドタイヤでのアタックとなった。
ただ、ニュータイヤを履いた10台も順位を変えるまでのタイムアップは叶わず。Q2敗退は11番手ローソン、12番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、13番手フランコ・コラピント(アルピーヌ)、14番手ヒュルケンベルグ、15番手サインツ、16番手ベアマンの6台となった。
Q2突破順位は、首位アントネッリ、2番手ルクレール、3番手ノリス、4番手ハミルトン、5番手フェルスタッペン、6番手リンドブラッド、7番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、8番手ラッセル、9番手ハジャー、10番手ガブリエル・ボルトレート(アウディ)となった。
なお、Q2終了後ピットガレージに戻る途中のヒュルケンベルグが油圧のトラブルでコースサイドに車両を止め、Q3開始はディレイとなった。また、6番手リンドブラッドと11番手でQ2敗退となったローソンの最終的なタイム差は0.491秒となった。
■Q3:アントネッリが6度目のPP。フェルスタッペンは0.3秒届かず2番手
ポールポジションを決める最終Q3は13分間。リンドブラッド、ピアストリ、ハジャー、ボルトレートはユーズドタイヤで最初のアタックに入った。ただ、最後尾スタートが決定しているハジャーの本当の仕事は、タイムを記録することではなくチームメイトのアシストだった。
ニュータイヤでアタック中のフェルスタッペンは高速のターン16から18にかけてハジャーのトゥ(スリップストリーム)を使って1分44秒984を記録。ただこれは暫定4番手タイムに留まる。
Q3最初のアタックを終えた時点で1分44秒801を記録したノリスが首位。0.039秒差の2番手にアントネッリ、0.092秒差の3番手にルクレールが続き、ノリスとフェルスタッペンのタイム差は0.183秒だった。
なお、ピアストリがQ3最初のアタック中にターン14でわずかにコースオフし、コース上に砂利が巻かれた。清掃のため、前半のアタックが終わり各車が一旦ピットに戻った残り6分6秒時点でセッションは赤旗中断となり、清掃終了後に再開を迎えた。
セッション終盤は9台がニュータイヤを装着。ハジャーはニュータイヤを残していたがユーズドタイヤを履き、フェルスタッペンのアシストに専念した。
ハジャーがターン1を通過したタイミングでフェルスタッペンはコントロールラインを越えてアタックに入った。フェルスタッペンはターン15からハジャーの後ろにつくと、2台はほぼテール・トゥ・ノーズでターン18手前まで走行。近すぎるようにも見えたが、アシストの効果は確かだったようでフェルスタッペンは暫定首位の1分44秒678を記録する。
ただ、その直後にアントネッリがフェルスタッペンを0.317秒も上回る1分44秒361という強烈なタイムを記録。圧倒的なタイム差で今季6回目/自身6回目となるポールポジションを獲得した。フェルスタッペンは2番手、ノリスはターン13でコースオフがありアントネッリから0.440秒差の3番手となった。
以下、4番手ラッセル、5番手ルクレール、6番手ハミルトン、7番手ピアストリ、8番手リンドブラッド、9番手ボルトレート、そしてノータイムのハジャーが10番手となった。ノリスは10グリッド降格により13番手スタート、そしてハジャーは最後尾スタートとなる見込みだ。
2026年F1第10戦ベルギーGP、44周の決勝レースは19日(日)の日本時間22時(現地時間15時)にスタートが切られる予定だ。
[オートスポーツweb 2026年07月19日]