
<オリックス−日本ハム>◇19日◇京セラドーム大阪
32歳の誕生日に、過去の自分にリベンジした。日本ハム田中正義投手が7回、3番手でマウンドへ。4回以降、味方に追加点が入らない膠着(こうちゃく)した試合展開で、1イニングを3者凡退の完全投球。「前回、チームに迷惑をかけるようなピッチングをしてしまったので(今回は)チームが流れにのれるようなピッチングをしたいと思った」。後ろのリリーフ陣に無失点でつなぎ、勝利に貢献した。
「前回」とは、今月15日のソフトバンク戦(エスコンフィールド)のことだ。首位ソフトバンクに8回まで7−3も、9回の締めを託されながら、3長短打を浴びて1死満塁でマウンドを降りた。終わってみれば、1点差で勝利。チームは負けなかったが「口に出したくないような気持ちにもなりましたし、本当に情けない。チームに迷惑をかけるような投球をしてしまったので」と、落ち込んだ。
あの日以来の登板機会となったが、12球でピシャリ。力強い姿でマウンドに戻ってきた。「最後まで戦力として計算できるようなピッチャーで、今シーズンあり続けたい」。ベンチへ戻る際、左翼席から流れたバースデーソングに、新庄監督も拍手で迎えた。「予想してなかったので、ありがたいなと。ファンの方に、試合が終わった後に笑顔で帰ってもらえるような結果を出せるように頑張りたい」と田中。これから迎える夏本番。頼もしいリリーフの存在は、逆転Vに欠かせない。【中島宙恵】
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