ママスタ子どものちょっとした態度に、思わず怒りがこみあげてしまうことってありませんか? 今回の投稿者さんも、子どものある側面に嫌気がさすほど、うんざりしているようです。
『本番に弱すぎるわが子に嫌気がさします』
「もう、部活も何もやらせたくない」と漏らした投稿者さん。練習のときや家でするときは完璧にできているのに、いざ大会となると実力を発揮できずに失敗を繰り返すわが子への、やり場のない怒りが綴られていました。「こんなに出来が悪いのが嫌」「お金も時間もかけたくない」……。そこまで言い切ってしまうほど、投稿者さんは追い詰められているのでしょう。投稿者さんの心を特に逆なでしたのは、失敗したあとのわが子が見せたヘラヘラした態度でした。心血を注いでサポートしてきたからこそ、その態度は裏切りに等しく感じられたのかもしれません。
「こんなに尽くしたのに」……怒りの裏にあるのは
投稿者さんはやるせない気持ちでこのようにコメントしました。
『不出来な子に嫌気がさします。お金も送迎も、私の仕事の調整も、全部ムダだったのかなって。仕事なら努力した分だけ結果が出るのに、子育てはどうしてこんなに思い通りにいかないんでしょう』
塾の費用、土日を返上しての送迎、そして誰よりも応援してきた自分の熱量。それらすべてが、わが子のあっけない凡ミスやヘラヘラした態度で、一瞬にして無に帰したように感じる絶望感。思わず「もう勝手にしなさい!」と突き放したくなるときもありますよね。ママたちは寄り添うようなコメントを寄せてくれました。
『期待してしまうのは、それだけお金も時間もかけてるからですよね。自分が身を削ってる分、見返り(結果)がないと損した気分になる。汚い感情だけど、わかります』
『私は子どもが失敗したとき、自分の子育て全般を否定された気分になります。だから怒ってしまう。子どもの失敗=私の失敗、になってるんです』
投稿者さんの「仕事なら結果が出るのに」という言葉に、思わず頷いてしまったママたちもいるのではないでしょうか。 私たちは無意識のうちに、子育てを自分の努力のように捉えてしまうこともあるのかもしれません。自分がこれだけ時間やお金、労力などのリソースを割いたのだから、相応の結果という「報酬」がほしい。その期待が裏切られたとき、怒りや虚しさへと変わるのではないでしょうか。しかしそれはわが子への怒りであると同時に、自分の努力を肯定してほしいという親自身の悲鳴でもあるはずです。ママたちもその親の悲鳴が、汚い感情だと自覚しているようです。
子どもの「ヘラヘラ」は心を防衛しているのかもしれない
投稿者さんが言う「子どものヘラヘラ笑い」について話すママたちもいました。
『私も本番に弱い子でした。失敗して親に睨まれるのが怖くて、でもどうしていいかわからなくて、ついヘラヘラしちゃう。反省してないんじゃなくて、そうしないと心が壊れそうだったから』
『「絞首台の笑い」という言葉があります。極度の緊張や恐怖を感じたときに、脳がバランスを保とうとして笑ってしまう現象です。お子さんは不真面目なのではなく、限界まで追い詰められているのでは』
『投稿者さんが睨んだりしてるなら、それが原因かも。一番味方でいてほしい人に敵のような目で見られたら、本来の力なんて出せませんよ』
親が逆なでされる子どものヘラヘラした態度。ママたちはこれが、自分の心を守るための反応ではないかと鋭く分析しました。親の落胆や怒りは、子どもにとってプレッシャーと言っても過言ではないでしょう。本番で実力を出せないのは能力不足ではなく、「失敗したらお母さんに愛されなくなる」という考えで脳がフリーズしてしまっている状態なのかもしれません。そうしてさらなる失敗を招くという悪循環に陥っている可能性もあるのでしょう。
「勝っても負けても、あなたの味方」のスタンスで
頑張る子どものために親ができること。それは「いつでも子どもの味方でいること」なのかもしれません。
『結果は子どものもの。親が奪っちゃダメ。投稿者さんにできるのは、負けて帰ってきた子に温かいご飯を食べさせて、ゆっくり寝かせることだけです』
『「ムダだった」なんて言わないで。その習い事に通った日々や、親子で頑張った時間は、いつか必ずその子の血肉になります。結果が出るのは今じゃないかもしれないだけ』
『親が期待を手放した途端、子どもが伸び伸びし始めて結果が出た、なんて話はよくあります。親の仕事は「信じて待つこと」に尽きるんでしょうね』
本番で実力を発揮できる子には、共通して「失敗しても居場所がある」という安心感があるのでは、と指摘されました。親の役割はプロデューサーではなく、むしろ応援団だとママたちは言います。「ユニフォームを洗ってお弁当を作る」という一見地味で結果に直結しないようなサポートこそが、実は子どもにとって最強の心の盾になるのかもしれませんね。「結果を出すこと」をゴールにするのはやめて、その子が挑戦したプロセスそのものを慈しむ。その心の余裕が生まれたとき、子どもは親の顔色をうかがうのをやめ、目の前の課題に没頭できるのではないでしょうか。
子育てで大事なことは、併走なのかもしれません。親が結果という数字に一喜一憂するのはおしまいにして、「どんな結果であれ、あなたの味方である」という安心感を子どもにもってもらいたいですね。
文・motte 編集・いけがみもえ イラスト・Ponko
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