「ルル」や「マキロン」の“ウラ話”が満載 発足20周年記念サイト公開 4社ルーツの第一三共ヘルスケア

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2026年07月22日 12:10  OVO [オーヴォ]

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第一三共ヘルスケア「20周年記念サイト」

 「ルル」や「ロキソニン」、「ガスター10」に「ミノン」など、ドラッグストアで見かけない日はないと言えるほど私たちにとって身近な薬やスキンケア、オーラルケア製品。これらを手がける第一三共ヘルスケア(東京)が、2026年4月に会社発足20周年を迎えました。

 同社は、三共、第一製薬、藤沢薬品工業、山之内製薬という、それぞれ長い歴史を持つ4社のヘルスケア事業がルーツとなり誕生した会社です。初代社長には三共出身の井手口盛哉氏が就任、2024年4月に現在の社長に就任した内田高広社長が5代目の社長です。

 この節目を記念して、同社はこれまでの感謝とこれからの姿を伝えるサイトを公開しました。7月22日午前9時には新たなコンテンツも追加されました。

 従来のシンプルなコーポレートサイトのイメージを一新し、訪れた人が思わずワクワクしてしまう仕掛けが満載のこのサイト。制作を主導した同社広報部デジタルコミュニケーショングループの大竹麻衣さんに、サイトに盛り込んだこだわりや、製品にまつわる知られざる“ウラ話”について伺いました。

▽事実確認の連続

 「ルルやロキソニンといった製品は多くの方が知っていても、それを『第一三共ヘルスケア』という会社が作っていることや、どのような会社であるかということはあまり知られていないのではないか」。そんな問題意識から今回の記念サイトのプロジェクトはスタートしました。

 大竹さんたちのチームがこだわったのは、薬の成分や使い方が淡々と並ぶ「真面目なカタログ」にしないことでした。

 「コーポレートサイトって、製品の情報を正しく伝えることを重視しているため、真面目で堅い印象に受け取られてしまいがちです。でも、そのような真面目な情報を見てワクワクしたり、面白いと感じていただくことは難しいですよね。だからこそ今回の記念サイトは、いい意味で製薬会社のサイトらしくない、ポップで親しみやすいアプローチを目指しました。製品のファンの方に会社そのものにも愛着を持ってもらえるような、想いとストーリーでつながるサイトにしたかったのです」

 実はこのサイト、同グループのわずか3人の少人数チームが中心となって作られました。2025年12月に構想が立ち上がり、2026年2月から本格的な制作がスタート。社内にある膨大な製品の歴史やデータを正確に紡ぐため、ブランド担当や薬事など、社内のありとあらゆる部門に非常に多くの確認を重ねるという、地道な作業が続いたといいます。


▽「へえ」が止まらないウラ話

 サイトの柱となるのは、同社を読み解く「過去・現在・未来」の3つの視点です。その中で、「現在」のコンテンツとして用意され、大竹さんが「ぜひ読んでほしい」と呼びかけるのが、代表的な製品の意外なエピソードをかるた風に紹介する「ちょっと気になるウラ話」(9編)です。

1)『吾輩は猫である』に登場する胃腸薬

 「第一三共胃腸薬」のルーツをさかのぼると、第一製薬の創設者で三共の初代社長を務めた高峰譲吉氏が1894年に発明した消化酵素「タカヂアスターゼ」という薬に行き着きます。この薬、実は夏目漱石の小説『吾輩は猫である』の中に実名で登場しているのです。サイトでは「猫も知る 世界が驚く麹の力」という札とともに紹介されています。

(2)苦い薬が当たり前の時代に日本初の「糖衣錠」

 かぜ薬の代名詞である「ルル」は、1951年に誕生し、今年で75周年を迎えるロングセラー製品です。発売当時、薬といえば「良薬口に苦し」で苦いのが当たり前でした。その中でルルは、市販薬として初めてそのままでは苦い錠剤を砂糖の衣で包んだ「糖衣錠」を採用。薬の飲みやすさという優しさにこだわった、イノベーションの結晶だったのです。

(3)目薬の容器がヒントのマキロン

 1971年に発売された殺菌消毒薬「マキロン」。あの特徴的なボトルの形状は、実は「目薬の容器」をモチーフに、片手でも使いやすいようにと開発されました。驚くことに、その優れたデザイン性とロゴマークは、発売当初から50年以上ほとんど変わっていません。

 それぞれのページは、最初はイラストで表示されていますが、クリックすると実際の製品画像に切り替わる仕掛けになっており、ユーザーが「自分で触って発見する楽しさ」が盛り込まれています。


▽時間帯で変化するトップページ

 トップページにも細やかな優しさが隠されています。サイトを訪れたユーザーの「リアルタイムの時間帯(朝・昼・夜)」と連動し、背景のデザインや登場する製品が変化するのです。

 昼の時間帯に見ると、勉強する学生やスポーツを楽しむ少年、仕事の合間に寄り添う製品が表示されます。夜の時間帯に見ると、風呂上がりの親子の優しいイラストの傍に「ミノン」のシャンプー、歯磨きをする青年のイラストの傍らには「クリーンデンタル」などが現れます。

「皆さまの24時間、毎日の生活のすぐそばに、いつも私たちは寄り添い続けています」というメッセージが、遊び心たっぷりに表現されています。この「時間帯」は画面上のボタンでユーザーが手動で切り替えて楽しむことも可能とのことです。

▽新しい気づきを

 サイトの「未来」のコンテンツには、同社の「ひとりひとりの健やかな人生のライフパートナー」というコーポレートスローガンのもと、同社が目指していく姿についての社長メッセージを掲載。内田社長は「私たちの仕事は、いつも皆さまの暮らしのすぐそばにある」とし「すべての人が自分らしく生きることができる社会の実現に向けて、挑戦を止めることなく歩み続ける」と力強く宣言しています。

 また、今回のために制作された特別映像「社員の想いとともに振り返る20年」も見てほしいコンテンツの一つ。この動画には総勢30人以上の現役社員たちが登場。新製品の開発やスキンケア事業の立ち上げに奮闘した舞台裏や、かつては競合同士だった4社が統合した当時の営業現場のリアルな本音、製品にかける情熱などを語っています。普段は見ることのできない、製品の向こう側にある「社員の温もり」を感じられる動画です。

 最後に、大竹さんは生活者へ向けて次のように結んでくれました。

 「20周年というのは、私たちにとってゴールではなく、新しいスタートラインです。皆さまがご愛顧いただいた製品や、ドラッグストアなどで目にされたことのある製品の中に、第一三共ヘルスケアのブランドがあるかもしれません。この20周年記念サイトをきっかけに、製品の背景にある歴史や想いに触れていただき、新たな発見や当社への親しみを感じていただけたら、これほど4社がうれしいことはありません」。

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