国際手配中の日本赤軍(警視庁のホームページから) 70年安保闘争を主導した過激派集団の一分派「共産主義者同盟赤軍派(共産同赤軍派)」の流れをくむ国際テロ組織日本赤軍。世界各地でのテロ事件に関与したとして国際手配され、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)が死亡を発表した岡本公三容疑者以外に、今なお逃亡中のメンバーは6人に上る。
共産同赤軍派の一部のメンバーは1970年、海外に革命の拠点を求め、日航機「よど号」をハイジャックして北朝鮮に亡命した。一方、重信房子日本赤軍元最高幹部(80)=2022年に出所=らはPFLPに接触し、71年に「赤軍派アラブ支部」を創設。岡本容疑者ら3人が72年5月にロッド空港で乱射事件を起こし、その後、日本赤軍を名乗った。
以後、日本赤軍はオランダ・ハーグの仏大使館占拠(74年)やマレーシア・クアラルンプールの米大使館占拠(75年)、バングラデシュ・ダッカ空港に緊急着陸した日航機乗っ取り(77年)などの事件を起こした。
クアラルンプール事件では坂東国男(79)、佐々木規夫(77)、松田久(77)各容疑者が、ダッカ事件は奥平純三(77)、大道寺あや子(77)、仁平映(80)各容疑者が「超法規的措置」で獄中から釈放され、海外に逃亡。現在も国際手配されている。
警視庁はホームページやユーチューブで手配写真や似顔絵を公開し、「ひそかに帰国し、国内で潜伏している可能性も十分に考えられる」と情報提供を呼び掛けている。