ホームラウンドでの優勝に期待がかかるサミ・パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2026年WRC第10戦ラリー・フィンランド 7月30日(木)から8月2日(日)にかけて、フィンランドのユヴァスキュラを拠点に2026年WRC世界ラリー選手権第10戦『セクト・ラリー・フィンランド』が開催される。全20本のスペシャルステージ(SS)で構成されるグラベル(未舗装路)ラリーで、SSの合計距離は316.04kmで争われる。今大会のエントリーリストには、ラリー1クラスからラリー4クラスまで合わせて計61台のマシンが名を連ねた。
最高峰のラリー1クラスには計11台がエントリーし、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)が5台(TGR-WRT2からの1台を含む)、ヒョンデ・シェル・モービスWRTが3台、Mスポーツ・フォードWRTが3台の内訳となっている。
トヨタは、エルフィン・エバンス、勝田貴元、セバスチャン・オジエ、オリバー・ソルベルグの4台にTGR-WRT2のサミ・パヤリを加えた5台体制で臨む。パヤリは前戦エストニアでWRC初優勝を飾ったばかりであり、今大会は母国フィンランドでのホームラウンドとなる。地元の高速ステージを知り尽くしたパヤリが連勝を果たすことができるか、注目が集まる。
ヒョンデは、ティエリー・ヌービル、アドリアン・フルモー、エサペッカ・ラッピの3台体制で参戦する。前戦エストニアに続きダニ・ソルドが欠場し、台数は3台となった。ラッピもパヤリと同様にフィンランド出身であり、ホームラウンドでの巻き返しを狙う。Mスポーツ・フォードWRTは、マルティン・セスクス、ジョシュ・マッカーリーン、ジョン・アームストロングの3台で臨む。
ラリー・フィンランドは1951年の初開催から75周年を迎える歴史的な一戦だ。かつて『1000湖ラリー』の名で親しまれ、WRCが発足した1973年より最高峰シリーズに組み込まれてきた。
平均速度が120km/hを超えることも珍しくない超高速グラベルステージが特徴で、ブラインドクレスト(頂上付近で視界が遮られる丘の起伏)や大きなジャンプが随所に登場する。ドライバーとコドライバーの精密なペースノートと大胆な判断力が問われる、WRC屈指のハイスピードバトルが展開される。
なお、WRC2クラスにはTGRチーム代表を務めるヤリ=マティ・ラトバラがホームラウンドに現役復帰の形でエントリーしており、こちらも注目を集めている。
■2026年WRC第10戦ラリー・フィンランドラリー1エントリーリスト
No./Team/Car/Driver&Co-Driver/Eligibility
33/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/エルフィン・エバンススコット・マーティン/M
18/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/勝田貴元アーロン・ジョンストン/
1/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/セバスチャン・オジエヴァンサン・ランデ/M
5/トヨタ・ガズー・レーシングWRT2/トヨタGRヤリス・ラリー1/サミ・パヤリマルコ・サルミネン/M
99/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/オリバー・ソルベルグエリオット・エドモンドソン/M
11/ヒョンデ・シェル・モービスWRT/ヒョンデi20 Nラリー1/ティエリー・ヌービルマルティン・ウィダグ/M
16/ヒョンデ・シェル・モービスWRT/ヒョンデi20 Nラリー1/アドリアン・フルモーアレクサンドル・コリア/M
4/ヒョンデ・シェル・モービスWRT/ヒョンデi20 Nラリー1/エサペッカ・ラッピエンニ・マルコネン/M
55/Mスポーツ・フォードWRT/フォード・プーマ・ラリー1/ジョシュ・マッカーリーンエオイン・トレイシー/M
95/Mスポーツ・フォードWRT/フォード・プーマ・ラリー1/ジョン・アームストロングシェーン・バーン/M
22/Mスポーツ・フォードWRT/フォード・プーマ・ラリー1/マルティン・セスクスフランシス・レナール/
[オートスポーツweb 2026年07月25日]