米版『リング』貞子役は35歳、『ゴジラxコング』出演俳優は18歳で…元子役スターたちの急逝に悲しみの声広がる

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2026年07月29日 09:20  女子SPA!

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デイヴィ・チェイス
 2026年7月21日、大ヒット作『ゴジラvsコング』シリーズで知られる俳優ケイリー・ホトルが、18歳で亡くなったことが明らかになった。6月には、日本発ホラー映画のハリウッド版『ザ・リング』の貞子役や、スタジオジブリの名作『千と千尋の神隠し』で千尋の英語吹き替えを担当したデイヴィ・チェイスが、35歳で死去したと報じられた。将来を期待されていた元子役たちの早過ぎる旅立ちに衝撃と悲しみが広がっている。

◆乗っていた車が道路わきの排水溝に衝突

 今月、18歳(※19歳との情報もあるが多くのメディアは18歳と報じている)という若さで帰らぬ人となったケイリー・ホトル。早すぎる死の原因は、事故によるものと判断された。

 地元警察によると、事故は2026年7月21日午前3時頃(現地時間)、米東部メリーランド州で発生。ケイリーらを乗せた乗用車が走行中に道路を逸脱し、道路わきのコンクリート製排水溝に衝突したという。

 ケイリーは近くの病院へ搬送されたが、間もなく死亡が確認された。車を運転していた19歳の男性も、病院に搬送されたが命に別状はなかった。同乗していたもう1人の人物は、現場で治療を断ったと伝えられている。

 現地の保安官事務所は、「スピードの出し過ぎが事故の要因だった可能性が高い」として調査を続けている。

 父ジョシュア・ホトルさんはSNSでASLによる動画を公開し、「18年間一緒に過ごせたことに感謝しています。もっと長く一緒にいたかった」と語る一方、運転していた19歳の男性に対して「あなたを許します。この出来事でこれからの人生を台無しにしないで」とメッセージを送った。

◆生まれつき耳が聞こえず、ろう者俳優として映画に出演

 父母ともにろう者という家庭で育ったケイリー。本人も生まれつき耳が聞こえず、一家でアメリカ手話(以下ASL)を母語として生活していたという。

 幼少期からろう者コミュニティで育ち、2017年にはASL関連の広告へ出演。これが映画関係者の目に留まり、芸能界に入るきっかけとなった。

 そして、2021年公開の『ゴジラvsコング』で耳の聞こえない少女ジア役に抜てきされ、映画デビュー。日米の怪獣が共演し、世界的ヒットを記録した本作で、キングコングと心を通わせる重要な役どころを演じた。

 実際にろう者であるケイリーが同役を演じたことが作品のリアリティを高め、2024年公開の『ゴジラxコング 新たなる帝国』でも続投。ハリウッドにおけるインクルージョン(多様性)の象徴として高く評価された。

『ゴジラvsコング』シリーズ以外にも、米人気ドラマ『私立探偵マグナム』に出演し、さらに映画『What Doesn’t Kill Us』への出演も予定されていたケイリー。若手ろう者俳優として将来を期待されながら、突然この世を旅立った。

 訃報に接し、『ゴジラvsコング』で共演したミリー・ボビー・ブラウンやレベッカ・ホールらは「とても打ちのめされている」と沈痛コメントを発表。映画ファンからも「あまりにもショック」「まだこれから、だったのに」「成長したジアを見たかった」と早すぎる死を悼む声が相次いでいる。

◆35歳で死亡した元スター子役の死因が判明

 6月には、2000年代前半を代表する子役の一人として注目を集めたデイヴィ・チェイスが死亡していたことが明らかになった。

 米ロサンゼルスの検視官報告書によると、正式な死因は後天性免疫不全症候群(エイズ)。また、「慢性的な多剤併用(多くの医薬品を同時に服用)」も死亡を助長した要因だったとされている。

 父親のジョン・デヴィッド・シュウォリアーさんはニューヨーク・タイムズ紙に対し、デイヴィは生前ホームレス状態となり、亡くなった病院近くで恋人と車中生活していたと明かした。

 ジョンさんは妻と離婚後、まだ幼かったデイヴィと離れて暮らすことになったが、しばらくは連絡を取り合っていたという。そして、13歳の頃から娘が薬物問題に苦しんでいたこと、近年は疎遠状態だったことも打ち明けている。

 一方、母親のキャシー・チェイスさんも、デイヴィの薬物依存について英デイリーメール紙とのインタビューで告白。「2016年のバイク事故で鎮痛剤を処方されたことがきっかけだった」「それからは薬物に溺れ、悪い仲間とつるむようになった。2019年に会ったのを最後に連絡が途絶えていた」と明かしている。

◆米版『リング』の貞子役を怪演。ジブリ名作で主人公の声も担当

 幼いころから子役として活動していたデイヴィは、日本の大ヒットホラー映画『リング』のハリウッドリメイク版『ザ・リング』(2002年)でブレイク。長い黒髪で顔を覆い、テレビ画面から這い出てくる恐怖の怨霊キャラクターで、貞子にあたるサマラ・モーガン役を怪演して、一躍有名になった。

 ホラー以外の作品でも存在感を発揮し、ディズニー映画『リロ&スティッチ』(2002年)で主人公リロの声を担当し、アニー賞の最優秀声優賞を獲得。スタジオジブリの名作『千と千尋の神隠し』の全米公開版(英語吹き替え版)で、主人公・千尋の声を担当したことでも知られている。

 その後も、映画『ドニー・ダーコ』や、米ヒットドラマ『ビッグ・ラブ』などに出演し、実力派俳優として着々とキャリアを築いていたデイヴィ。しかし、2016年のゲーム『LET IT DIE』に出演したのを最後に、表舞台から遠ざかっていた。

◆死ぬ間際まで恋人と車中生活も……口座には約6000万円の資産

 10代で俳優として大きな成功をおさめたデイヴィだが、その華やかなキャリアの裏側で、大きな葛藤や私生活のトラブルに悩んでいたようだ。生前の交際相手ロイ・ヘルナンデス氏によると、「幼少期の複雑な家庭環境」や「ロサンゼルスでのいじめ」によって心に深い傷を負い、苦しんでいたという。

 そんな彼女を亡くなる直前まで支えていたというヘルナンデス氏だが、治療費などの目的で寄付を募ったことで反発を招くことに。特に、デイヴィの元マネージャーであるジョン・ライアン氏は「親族や友人は誰も彼のことを知らない。不当な募金活動だ」と猛反発し、寄付は控えるよう訴えている。

 ここ数年、ロサンゼルス市の犯罪多発地域「スキッドロウ」で、ヘルナンデス氏とともに車中生活を送っていたとされるデイヴィ。しかし、実は40万ドル(約6000万円)相当の個人資産が遺されていることが判明したという。

 ライアン氏も「彼女にはSAG(俳優組合)の信託口座があり、十分な資金が残されている」と認めているが、本人の遺言書がないことから、母キャシーさんが遺産管理人になるための申請を裁判所に行ったと報じられている。また、遺灰もキャシーさんの元へ戻されたという。

 デイヴィの36回目の誕生日となるはずだった7月24日、父ジョンさんは英デイリーメール紙にコメントを寄せ、「毎日、彼女のことばかり考えています」と亡き娘を悼んだ。
 
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>

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