
【写真】初来日するカウテール・ベン・ハニア監督
本作は、世界が傍観した悲劇の実話を基に描く、魂が震える実録ドラマ。第82回ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞(審査員大賞・グランプリ)受賞を含む驚異の8冠を達成し、第98回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートを果たした。
監督・脚本を務めるのは、フィクションとドキュメンタリーの境界を探求し続けてきたチュニジア出身の気鋭カウテール・ベン・ハニア。ひとりの男性を通して難民問題や格差社会をシニカルに描き第93回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネートされた『皮膚を売った男』(2020)、ISに加わった姉妹と残された家族たちに迫り第76回カンヌ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞、第96回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にもノミネートされた『Four Daughters フォー・ドーターズ』(2023)など、確かなキャリアを積み重ねてきた。
そんな彼女が本作で描いたのは、ひとりの少女ヒンド・ラジャブを巡る余りに悲痛な事件。
2024年1月29日。人道支援組織「赤新月社」のボランティアスタッフたちは1本の緊急電話を受ける。パレスチナ・ガザ地区から、6歳の少女が助けを求めていた。少女の名前はヒンド・ラジャブ。赤新月社のボランティアチームは電話をつないだまま、救出するためにあらゆる手段を尽くすが、彼女を救出したいという思いとは裏腹に状況は刻一刻と悪化し、次第にいらだちや激しい動揺に襲われていく…。
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誰も応えることのできなかったヒンドの「助けて」という叫びに突き動かされたハニア監督は、ヒンドの声を伝えるべく映画化を決意。本作の舞台となるパレスチナ赤新月社やヒンドの母親と連絡を取り、徹底したリサーチを重ねた上で事実に即したかたちで物語を構築し、“ヒンドの声”に敬意を払う形で制作された。
この度、ハニア監督が8月中旬に初来日することが決定。本作をはじめ近年手がけた長編映画の多くでプロデューサーを務め、製作上のパートナーともいえるナディム・シェイクルーハとともに来日する。日本滞在中の8月18日には、新宿武蔵野館にて2人が登壇する先行上映会を実施。18時30分より上映スタート、終了後はQ&Aも行われる。チケット販売は8月11日12時より開始。料金は2000円均一(※ムビチケ使用不可)。
今回の初来日決定にあたり、ハニア監督は「初めて日本を訪れることになり、本当に楽しみにしています!『ヒンド・ラジャブの声』が日本で公開されることを、とても嬉しく思います。日本の皆さんと直接お会いし、この物語を共有できることを心から楽しみに思っています。そしてこの映画が皆さんの心に深く響き、行動を起こすきっかけとなることを願っています」とメッセージを寄せている。
映画『ヒンド・ラジャブの声』は、9月4日より全国公開。
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