2026年F1第11戦ハンガリーGP金曜FP1 レオナルド・フォルナローリ(マクラーレン) マクラーレンは、F1ハンガリーGPで回転式リヤウイングの評価を行った結果、ポジティブな結果を得たとして、今後実戦に投入する見通しであることを明らかにした。
ブダペストでのフリープラクティスで、マクラーレンは独自の回転式リヤウイングのテストを行った。このいわゆる“マカレナ”ウイングは、フェラーリが最初に導入し、その後レッドブルも独自の仕様で採用した技術。ストレートラインモードが作動するとウイング全体が回転し、ドラッグを低減して空力効率を高めることを狙ったものだ。
マクラーレンはこのコンセプトを独自に解釈した仕様をハンガロリンクへ持ち込み、その初期評価は十分に有望なものだったため、チーム代表アンドレア・ステラはプロジェクトの継続にゴーサインを出した。
ステラは、週末を通じて収集した走行データが非常に価値のあるものであり、最終的な判断材料になったと説明した。
「複雑なプロジェクトだったが、それは予想どおりだった」と、ステラはハンガリーで金曜日の走行後に語った。
「このコンセプトについて前向きな評価を得ることができた。今後、将来のいくつかのレースでこのコンセプトを投入することを楽しみにしている」
この発言は、実験的な評価段階から実戦投入を前提とした開発段階へと明確に移行したことを示している。長いストレートを持つモンツァやバクーといったサーキットが、このウイングのレースデビュー候補として有力視されている。
フェラーリ版のマカレナウイングは、後方へ倒れるように回転するのに対し、マクラーレン版は、レッドブル版と似た形で前方に回転する。一部では、この違いは各チームの風洞設備の特性に起因するのではないかとの見方もあるが、ステラはその説を明確に否定した。
「風洞が、再接続時の空力挙動を決定する大きな要因だとは考えていない」
「それについては別のツールを活用することもできる。そして、このような複雑なプロジェクトでは、とりわけ空力面において最も重要な手段は、実際にサーキットで観測されるデータである」
ステラにとって、ハンガロリンクでのテストの目的は、実走による裏付けを得ることだった。
「このように繊細なプロジェクトでは、風洞だけを頼りにすることは決してできない。そのため、サーキットでデータを収集することが重要だった」
[オートスポーツweb 2026年08月03日]