
【写真】あんこ、花瓶で顔を隠しながら横歩きで登壇
満席の会場を前に、あんこは劇中のニッキーのように花瓶で顔を隠しながら横歩きで登壇。斉藤は「新作の『スパイダーマン』や『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』ではなく、『オブセッション 災愛』を選んでくれてありがとうございます!」と、冒頭から笑いを誘った。
しかし、これらの大作にも引けを取らない勢いで注目を集めているのが本作。YouTubeクリエイターとしても活動する新鋭監督カリー・バーカーの劇場長編デビュー作で、初監督作品ながらアメリカで社会現象級の大ヒットを記録した。全世界興行収入は4億ドルを突破し、2026年公開のホラー映画で世界興行収入1位を獲得。さらに、21世紀公開のオリジナルホラー映画として世界興行収入歴代1位にも輝いた。
日本でも公開されるや、SNSには絶賛の声が続々と寄せられる一方、主人公・ベアに対しては「クズ男」との声も。あんこも「ベアにめちゃくちゃ腹が立ちました!」と率直な感想を口にし、「情けなさや優柔不断さがどんどん加速していく」と指摘。「“応援上映”というものがあると思うのですが、この作品では“(ベアに対する)怒号上映会”をやった方がいいと思います!」と新たな企画まで提案し、会場の笑いを誘った。
一方の斉藤は、「安全圏から見ていると“何をやっているんだ”と思ってしまうけれど、ベアの気持ちは分からなくもない」と語り、あんこは「告白することは、この世で一番勇気がいることかもしれない」とベアに共感を示した。
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ホラー表現については、『チャイルド・プレイ』のチャッキーや『リング』の貞子のような象徴的な存在が前面に出てこないことも話題に。ジャガモンド斉藤は「最後まで正体がはっきり見えないところが、この作品のすごさ」と絶賛。「何かにおびえる人物を、さらに別の人物が見つめる構図になっているので、最後まで何が起きているのか分からない。そのバランスが絶妙なんです」と、その巧みな演出を称賛した。
続けて「黒沢清監督作品を思わせるような、不穏な空気感がある」と語り、「映画館の暗闇だからこそ成立する怖さがある」と力説。家庭用テレビでは明るさを調整したくなってしまうような場面も、「劇場で見るからこそ恐怖が完成する」と熱弁した。
一方で、本作には思わず笑ってしまうような場面も数多く盛り込まれているという。特に2人が盛り上がったのは、あるホームパーティーのシーン。あんこは「恐怖と笑いが紙一重になっている」と語り、「登場人物たちは誰も笑わせようとしているわけではないのに、必死に生きている姿が、観客から見るとコミカルに映る」と説明した。
斉藤も「共感できる部分があるからこそ笑ってしまう」と分析。「知り合いにも、こういう人がいるかもしれないと思ってしまう。その身近さが怖さにつながっている」と、本作ならではの魅力を語った。
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すると、あんこは自身の恋愛観を交えながら、「自分はどちらかというと執着する側かもしれない」と告白。自身の妻との関係について「家ではずっと一緒にいたいタイプで、3秒離れたらもう“遠距離”と言っている」と明かし、観客を驚かせた。さらに「仕事が早く終わったら職場まで迎えに行って、ずっと待っている」と語ると、斉藤から「暗闇で待っていたら、もうニッキー側ですよ」とツッコまれ、会場は大きな笑いに包まれた。
ただ、あんこにとって、その行動は「愛情表現のつもり」だと説明。「でも、相手から見た時にどう感じるかで、愛にも執着にも変わってしまう」とコメントし、本作が描く“好き”という感情の危うさについて、身近なエピソードを交えながら語った。
最後に、あんこは「2回目、3回目と見ることで、新しい発見がある作品」と語り、ジャガモンド斉藤も「今年のベスト級の一本!」と断言。会場を訪れた観客へ向けて、改めて本作の魅力をアピールした。
映画『オブセッション 災愛』は公開中。
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