上坂龍之介監督「レンタル家族」を本広克行監督が絶賛 8・6舞台挨拶は「カメ止め」上田監督も

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2026年08月03日 23:02  日刊スポーツ

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映画「レンタル家族」舞台あいさつに出席した映画監督の上坂龍之介(左)と本広克行氏

映画監督の上坂龍之介氏(31)と本広克行氏(61)が2日、東京・新宿K's cinemaで行われた上坂監督デビュー作の映画「レンタル家族」舞台あいさつに出席した。


同作は同劇場において、17年に公開されてメガヒットした「カメラを止めるな!」以来の反響となっており、6日の舞台あいさつには「カメ止め」の上田慎一郎監督の登壇が急きょ決まったことも明かされた。


「レンタル家族」は昨年12月に新宿K's cinemaで1週間限定公開され、上坂監督が「1週間全ての回が満席にならなかったら次の作品に切り替えます」と宣言し、見事に達成。7月31日から約2週間の本公開が始まり、すでに10日間満員御礼となるなど反響が続いている。「カメラを止めるな!」も当初は6日間限定上映だったが、口コミが広がり全国上映へと発展。今作の反響はあの“カメ止めフィーバー”以来という。


2日にゲスト登壇した本広監督は映画「踊る大捜査線」シリーズなどで知られる。上坂監督は、本広監督について「僕からしたら本当にスーパーヒーロー。子供の頃から大好きな監督で、変な感じがします」と興奮気味に心境を語った。


「レンタル家族」を鑑賞した本広監督は上坂監督の手腕を称賛。テレビや映画では観客を飽きさせないよう、しゃべっている人物をテンポ良く映すカットバック手法が多い中、本作は話を聞いている側の「受けの芝居」をしっかりと捉えているとし「しゃべって聞いている顔をずっと撮ることに気づくのに何十年もかかるのに、それを若い時にやっちゃうのは驚いた。(主演の)荻野友里さんの静かなお芝居がすごくすてきだった」と高く評価した。上坂監督は「現場でも本編でも、受けの演技を抜かしていただくことにはすごくこだわりました」と明かした。


初監督作とあり、演出がブレないようにするために登場人物の千恵子は自身の実の祖母、忠勝は亡き祖父、洋子は母の友人などをイメージしてキャラクターを設計したという秘話も。本広監督は「監督業にハマりすぎるとめちゃくちゃ貧乏になるから気をつけて」とリアルなアドバイスも送り、会場の笑いを誘った。


今作の反響もあり、上坂監督は日本映画放送チャンネルのオリジナルドラマ「がんばって、がんばらない」の監督も務めたほか、エイベックス所属の俳優陣が創り上げるプロジェクト「ACTORS STAND vol.2」の短編映画の監督にも抜てきされるなど活躍の場を広げている。舞台あいさつでは、既に次のオファーがあったときのために次作の脚本の準備を行なっていることも明かされた。


「レンタル家族」は昨年5月の「第23回中之島映画祭」でグランプリ受賞、「ハンブルク日本映画祭」など複数の映画祭にもノミネートされた話題作。自身の親族などになりきってもらう「レンタル家族」というサービスを軸に、“演じること”と“リアル”のはざまで揺れ動く人々の感情、つながりや絆にスポットを当てた物語。上坂監督と上田監督が登壇する8月6日の舞台あいさつは20時からの上映後に行われる。


◆「レンタル家族」あらすじ 東京の会社に勤務する洋子は仕事で多忙な毎日を過ごす傍ら、定期的に実家へ帰省をし、父忠勝とともに認知症の母千恵子のケアをしている。千恵子の症状は近頃進行が早く、洋子が数年前に離婚したことさえ忘れ、帰省の度に元夫と娘について聞くのであった。ある日、洋子は取引先の担当者から「レンタル家族」というサービスを紹介され、体験レンタルを強く勧められる。戸惑いつつもレンタル夫を家事代行として自宅に呼び、派遣された松下豪と馬が合った洋子は、千恵子のことを相談。すると松下は、自分を夫、知り合いの子役・安田朱里を娘として、家族を演じることを提案し…。

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