ケビン・エストーレが終盤の2位争いで接触した6号車ポルシェ963 8月2日にロード・アメリカで開催されたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第8戦『モチュール・スポーツカー・エンデュランス・グランプリ』におけるレース終了のきっかけとなったクラッシュについて、ケビン・エストーレとジャック・エイトケンがそれぞれの見解を語った。
この6時間レースの終盤、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車ポルシェ963を駆るエストーレとアクション・エクスプレス・レーシング31号車キャデラックVシリーズ.Rのエイトケンが激しい競り合いを見せた。
そして残り11分でのリスタート直後、ターン1への進入で両車がサイド・バイ・サイドから接触。その結果、2台はともにターン1のバリアに突っ込み、レースを終えることとなった。レースはその後、フルコースコーションのままチェッカーを迎えた。
この接触は、両ドライバーが2番手を争って互いにアグレッシブな動きを見せていた最中に起きたものであり、その隙にウェイン・テイラー・レーシングの10号車キャデラックを駆るフィリペ・アルバカーキがやすやすと勝利を収めることとなった。
エストーレとエイトケンはそれぞれGTPクラスの8位と9位という結果に終わっている。しかし、IMSAが発表した声明によると、両車が絡んだターン1での事故について「包括的な検証」が行われているため、レースのリザルトはまだ暫定のまま留め置かれている。
「レース終了まであと10分というところでリタイアとなってしまった」とエストーレはソーシャルメディアで語った。
「表彰台を争っていたんだ」
「でも、リスタートの際、31号車がターン1で左側、つまりアウト側から仕掛けてきた」
「彼のノーズがちょうどそのあたりに入ってきていた。僕がもう少しスペースを空けることもできただろうし、彼も引くことができたかもしれない。どちらか一方に100%の非があるとは思わない」
「ただ、確かに『ああすべきだった』『こうできたはずだ』という点はある。左側に少しスペースを空けるとかね」
「僕らはブレーキを踏んだ瞬間に接触し、そこからはもうコントロール不能な状態でバリアに突っ込んでいった。それだけだ」
「そこまで僕らは素晴らしいレースをしていただけに、残念でならない」
「ひとつ確かなのは、あのポジションにいるためには、狂人のように激しく走らなければならないということだ。それが現実なんだ」
リタイアによりポイントリーダーとしてのリードが128ポイントに縮まったエイトケンは、次のようにコメントしている。
「本当に残念だ。ペースの面では理想的な位置にいなかったかもしれないが、チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、優勝や表彰台を争える位置につけることができていたからね」
「そして、周囲のドライバーの中には、一線を超えた走りをする者もいたと思う」
「繰り返しになるが、本当に残念だ。こうしたレースに向けて多くの努力を重ねてきたし、素晴らしいシーズンにさらなる良い結果をもたらせる可能性もあったわけだから。でも、気持ちを切り替えて前に進み、残りの2戦に全力で挑む」
この劇的なクラッシュの結果、エイトケンのタイトル争いのライバルであるラウリン・ハインリッヒ(JDCミラー・モータースポーツの5号車ポルシェ)が2位に入ることとなった。
[オートスポーツweb 2026年08月05日]