
三島有紀子監督の映画『男ともだち』の本予告映像、本ビジュアルが到着した。
11月6日より新宿ピカデリーほか全国で公開される『男ともだち』は、千早茜の同名小説を原作に、30歳を目前に人生に行き詰まるイラストレーター・神名と「男ともだち」ハセオの曖昧で確かな関係性をつづった作品。
主人公の神名役に松岡茉優、出会ったころからなぜか神名を深く理解しているハセオ役に成田凌がキャスティング。7年ぶりに再会を果たす神名とハセオと同じく、松岡と成田も7年ぶりの共演となる。さらに神名の恋人・彰人役を井上祐貴、妻子ある身だが神名と関係を持っている医師・真司役を中島歩が演じるほか、咲妃みゆ、三浦貴大、余貴美子、池畑慎之介らが共演。撮影は2026年2月に京都、福井、広島で行われた。
7年ぶりに動き出した神名とハセオの時間を紡いだ本予告映像では、神名の「もう、会わないと思ってた?」、彰人の「男ともだちってずるい響きやなぁって…」、神名とハセオの大学時代の先輩でライブハウスのオーナーをしている岩佐(三浦貴大)の「お前達はさ、お互いの幻想なんだよ。特別じゃない」、神名の「ハセオはさぁ、なんで私とはしないの?」といったセリフが散りばめられている。
本予告映像で流れる劇中歌は、chilldspotが歌う“lost child”。「2人がお互いの関係性をちょっとだけ意識するような歌を披露してほしい」という制作陣からの想いを受けて書き下ろされたという。神名とハセオが訪れる京都のライブハウスのシーンでは比喩根(chilldspot)が弾き語りで歌を披露。
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【比喩根(chilldspot)のコメント】
完成した作品を拝見させていただいた時、心の深い部分にボディブローを喰らったような気持ちになりました。
人が隠したがるだらしなさや捻くれた思考がこの映画では惜しげもなく登場人物に描かれ、混ざって、魅力になっていく。
綺麗だけじゃない、でもそれが一番綺麗。そんな映画だと思いました。
「lost child」はこの映画内の一日目、京都での夜をイメージして書いた曲です。
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実際に生演奏で撮影をさせていただいた時は緊張していましたが、「神名とハセオがそこに居てこの曲を聴いてくれている」。
これがなんとも嬉しくて自分自身もあの空間に浸れながら歌うことが出来ました。
「男ともだち」に携わらせていただけてとても光栄です!
歌はもちろん、日常の音や光も美しいのでぜひ映画館で見て聴いていただきたいです。
【三島有紀子監督のコメント】
この世界は、美しいものだけでできているわけではない。その世界を、吐き出すような言葉で紡ぎ、ため息のような息遣いと、肉体の底から湧き上がる声で、それでも美しい世界を信じさせてくれる比喩根さんに、アコースティックギター一本で歌ってほしいと思った。
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届けてくれた楽曲には、ブルースの痛みと、前へ進もうとするグルーヴがある。その響きは、登場人物たちの心を静かに震わせてくれる。
原作を読み、脚本を読み込み、劇中のライブハウスで歌ってくれた比喩根さん。映画を一緒につくってくれて、心から、ありがとう。
【ストーリー】
京都に暮らすイラストレーター、神名。30歳を目前にした彼女は人生に静かな行き詰まりを感じていた。絵本で賞を獲り脚光を浴びたのは何年も前、最近は無茶なクライアントワークに神経をすり減らし、惰性や不毛な恋愛に逃げる日々を送っている。同棲中の恋人・彰人とは会話もほとんどなく関係は冷めていく一方、妻子ある医師・真司と逢瀬を重ねるも満たされはしない。そんなある日、神名の元に大学時代の先輩・ハセオから突然電話がかかってくる。昔から自分勝手で人間関係に不器用なのは自覚している神名だったが、出会った頃からなぜか自分のことを深く理解をしてくれる“男ともだち”と7年ぶりに再会。あの頃も今も変わらない温度で接してくれるハセオと過ごす、京都、富山、広島での“3つの夜”が神名の人生を大きく動かしていく。
