写真 ルックホールディングスの2026年1〜6月期連結業績は、売上高が前年同期比0.2%減の242億円、営業利益が同39.1%増の11億円、純利益が同69.0%増の9億円だった。韓国事業で仏SMCPとの契約が終了し、2月で「サンドロ(SANDRO)」「マージュ(MAJE)」などを終売した影響で売上高は微減となったが、国内では「マリメッコ(Marimekko)」や「イル ビゾンテ(IL BISONTE)」など主力インポートブランドが堅調。円安を背景に値上げを続けながらも客数は前年を上回っているという。売上高、各段階利益とも期初計画を上回り、8月3日には2026年12月期の業績予想を上方修正した。
国内事業の売上高は同6.1%増の127億円、営業利益は同0.4%増の8億円だった。円安による仕入れ価格の上昇が続く中でも、積極出店を進めるマリメッコ、イル ビゾンテ、「A.P.C.」といった主力インポートブランドが売り上げを押し上げた。
「インポートブランドについては、1月、7月と値上げを実施した。値上げが売り上げ増につながっている部分もあるが、客数も前年実績を超えている。ラグジュアリーブランドの価格が全般的にかなり高くなっている中で、当社のブランド群は比較的手に取りやすく、そこを支持いただいている面もあるのでは」と澁谷治男社長は話す。
ブランド別では、マリメッコが新規出店に加え、新作バッグシリーズや創立75周年の日本限定商品などバッグカテゴリーが好調。イル ビゾンテも財布やカードケースなどのスモールレザーグッズに加え、高単価のバッグが伸長した。A.P.C.では、コラボレーションなどブランド価値向上策に取り組んだ。
転換期を迎えているのが韓国事業だ。売上高は同8.0%減の104億円。サンドロやマージュの契約終了が響いた。一方、契約終了に伴って1〜2月に実施した最終セールが期初計画を大きく上回ったほか、韓国を訪れる外国人観光客の増加も追い風となり、営業利益は同62.0%増の6億円となった。
欧州事業も好調だった。売上高は同21.2%増の20億円で、営業損益は前年同期の1億円の赤字から1億円の黒字に転換した。完全子会社であるイル ビゾンテのイタリア直営店が欧米からの観光客需要を取り込んだほか、主力の卸売事業でも日本からの受注が増加した。
このように、国内外の事業が想定以上で推移したことで、1〜6月期業績は期初計画を上回った。8月3日には2026年12月期の業績予想の上方修正を発表済み。売上高を前期比9.8%減の470億円(修正前は460億円)、営業利益を同8.0%増の19億円(同17億円)に引き上げた。純利益は本社移転に伴う費用計上などを見込み、同8.5%増の16億円で据え置いている。