【インタビュー】K(&TEAM)「僕は天才じゃない」、屈指の人気キャラを背負った本気と覚悟

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2026年08月08日 20:00  cinemacafe.net

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K(&TEAM)/photo:Jumpei Yamada
全国から招集された高校生ストライカーたちが、己のサッカー人生を賭けて熾烈なサバイバルを繰り広げる『ブルーロック』。人気漫画の実写化としても注目のサッカー映画に、グローバルグループ、「&TEAM」のKが参戦した。

映画単独初出演にして演じるのは、原作ファンからも人気の高い天才プレイヤー、凪誠士郎。配役が発表されるや、寄せられたのは「彼なら凪誠士郎を完璧に演じられるはず!」という期待の声だった。それもそのはず、スラッとした長身に甘い顔立ち、全身から放たれる無二のオーラはKと凪誠士郎に共通するもの。しかも、目の前のKはやはり二次元から抜け出てきたかのようでありながらも、気取ったところが全くない。その魅力的な人間性が、幸せな映画デビューを引き寄せたようだ。

人気キャラクターの役作り
「僕だからこその凪誠士郎を」

――出演が発表されたとき、超大型プロジェクト(オーディション番組)「I-LAND」に参加していた当時を知る視聴者から「Kくんがまた謎の建物の中に!?」との声が上がっていましたね。

完成した本編を見たとき、「青い監獄(ブルーロック)」の施設と「I-LAND」の建物がちょっと重なって見えましたね(笑)。外観の雰囲気に通ずるものを感じて、「Into the I-LAND」(番組のテーマ曲)が流れてきたらどうしようかと思いました(笑)。

――出演発表までの期間が、非常に長かったと思います。

原作には大勢のファンがいて、情報解禁前でも普段の会話で話題に上ることもあるくらい。出演が決まってからも、「『ブルーロック』を読んだことはある?」「好きなキャラクターは?」なんてことをよく聞かれていました。そこで僕が凪以外のキャラクターを挙げたら後々気まずいから(笑)、「凪が好きかな。かっこいいよね」と返して。&TEAMのサイン会で、「凪のコスプレをして!」と言ってユニフォームを差し出されたこともありましたね。せっかく用意してくださったので着ましたが、内心焦っていました。

――その凪誠士郎ですが、ユニフォームを着せたい気持ちも分かるほどKさんにぴったりの役です。演じる上で心掛けたことは?

凪を一言で表すなら、「無気力」。なので、目の力を抜いたりして、脱力感みたいなものを意識しました。ただ、いかにも演技っぽくはしたくなかったので、それをどうナチュラルに見せるか。僕だからこその凪誠士郎を心掛け、お芝居させていただきました。

――普段、あれほど無気力な目をすることはなさそうですが。

カメラがないと、意外とあんな感じです(笑)。とはいえグループでは長男(最年長)なので、たとえ疲れていても自分がやらなきゃという責任感は確かにあって。でも、実際は末っ子ですし、ものすごく頼りがいがあるわけでもないので、凪は普段の僕に近いのかなと思います。メンバー含め、素の僕を知っている人たちには「性格も凪っぽいよね」と言われました。

――天才なところは?

僕は天才じゃないです。むしろ、超不器用。ただ、凪って本番に強いじゃないですか。僕もわりと本番には強いので、そこは一緒かなと勝手ながら思いました。

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新しい仲間ができて実感
メンバーの大切さ

――もともと、サッカーとはどんな関わり方を?

最初に始めたスポーツがサッカーで、5年間ほど続けていました。その後、陸上を始めてからは距離を置いていたんですけど、原点にあるのはサッカーですね。それをお仕事に繋げられて嬉しいですし、練習期間中は感覚を取り戻し、より上手になるためにすごく努力しました。シュートシーンとか、本編の端々に活かせたと思うので注目してほしいです。

――凪の相棒ともいうべき御影玲王役の綱啓永さんは、「Kとは撮影以外での関係値を大切にしました」と発言なさっています。

そうですね。大切にし過ぎました(笑)。でも、啓永がそういった意識で接してくれたおかげで、凪をよりナチュラルに演じられたと思います。本来の僕は、お仕事の場ですぐに仲良くなれるタイプではないんですけど。

――凪が玲王におんぶしてもらうシーンもありますね。

綱啓永くんがですね(笑)、おんぶというものに慣れていなくて。僕はされる側なのでラクだったんですけど。おんぶしてもらってから「よ〜い、スタート!」まで時間があるし、シーン自体もわりと長いものだったので、途中から啓永の足がずっとブルブル震えていました。

――「お仕事の場ですぐに仲良くなれるタイプではない」とおっしゃいましたが、綱さんはじめキャスト全員との絆が深まったとか。

いつも現場では楽しい時間を過ごさせていただくんですけど、その後も連絡を取り合ったり、ご飯に行ったりというのが僕にはハードルが高くて。けれど、今回は地方ロケで一緒に寝泊まりしていましたし、撮影期間も長かったので。クランクアップ後もずっと仲良くさせてもらっています。

――その一方、撮影期間が長いだけに、グループ活動との両立が大変だったのでは?

撮影期間中、1日だけ東京に戻ってライブをし、その日の夜中にロケ先へ戻る…なんてこともあって。メンバーと数時間しか一緒にいられなくて、寂し過ぎました。新しい仲間ができて嬉しい一方、グループでいる時間をより大事にしようとも思えましたね。クランクインのときにメッセージをくれたり、ロケ地で迎えた誕生日をリモートで祝ってくれたり、メンバーの応援がありがたかったです。

次ページ:人生において、“本気”が呼び覚まされた瞬間は?



アーティスト&俳優としての“本気”

――詳細は控えますが、本編には凪の中の“本気”が呼び覚まされる瞬間があります。Kさん自身の人生において、そのような経験はありますか?

アーティストになってからは、常に本気で。強いて言えば、音楽の道に進み始めたときがそれにあたるかもしれません。音楽を始める前は、自分のことを運動が好きなスポーツマンだと思っていたんです。でも、意外とクリエイティブなことが好きな自分に気づいて。音楽を聴きながら頭の中で勝手に映像を想像し、それに感動して、鳥肌が立って、涙が出るということが子供の頃からよくありました。“これって僕だけかな? 僕は変わっているのかな?”と思っていたんですが、実際に音楽を始めてからもそうなることが多々あって。どうも、創造するのがもともと好きみたいです。

――そう考えると、映像の中でお芝居をする人になったのも運命ですね。「私をもらって」の死神役に続き、2度目の演技挑戦はいかがでしたか?

「私をもらって」のときは数日の参加でしたが、今回は映画単独初出演だし、撮影期間も長いし、不安だらけでした。そんな中でも、演じることの楽しさを感じるようになって。正直、最初はアーティスト活動に集中すべきじゃないかとも思ったんですけど、『ブルーロック』を通してお芝居の魅力を実感しましたし、また機会があれば挑戦したいですね。

――最後に、シネマカフェ読者に向けて“好きな映画”を1本教えてください。

感動するのが好きなんですが、よく言っているのは『きみに読む物語』。もう、大好きですね。ライアン・ゴズリングさん演じるノアがこだわり続ける強さを持っていて、すごく一途じゃないですか。そうあるのって難しいと思うし、こんな人になりたいなと思いながらいつも観ています。

ヘア:富樫明日香
メイク:高木早枝 ※「高」は、正しくは「はしごだか
スタイリスト:櫻井賢之










(text:Hikaru Watanabe/photo:Jumpei Yamada)

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