大きな水たまりに突入するミツビシ・トライトン(小出一登/千葉栄二組) アジアクロスカントリーラリー2026 8月9日、タイのパタヤで『第31回アジアクロスカントリーラリー2026(AXCR)』が開幕。翌10日から競技がスタートし、初日のレグ1を終えた時点で鎌田卓麻/柳川直之組(チーム・テイン/120号車トヨタ・ハイラックスGRスポーツ)がトップに立っている。
今季も東南アジアのタイを舞台に開催される2026年のAXCRは、センサーライトや園芸用品などを製造・販売する株式会社ムサシを新たに特別協賛に迎え、『ムサシ・アジアクロスカントリーラリー』として実施されることとなった。
総走行距離が約2000kmとなる同ラリーは、パタヤの繁華街で9日夜に開かれたセレモニアルスタートを皮切りに、10日(月)から15日(土)までの計6日間にわたって競技が行われる。参加者たちはアセアン地域特有の高温多湿という厳しい環境のなか、ジャングルや泥濘路、渡河区間に山岳路など、変化に富む長く険しい未舗装路に挑んでいく。
そんなAXCR 2026の競技初日、レグ1は開幕の地パタヤをスタートし、プラーチーンブリーに向かう375.23kmのコースで実施され、このうちタイムを争うスペシャルステージ(SS)は206.83kmだった。これは今大会最長だ。
ステージでは上位陣を中心にミスコースが多発。さらにスコールの影響で道が川のようになったり、大きな水たまりができたりと参加者たちの行く手を阻んだ。そんななか初日をトップで走破したのは、AXCR初参戦の鎌田だった。
チーム・テインのハイラックスGRスポーツを駆る鎌田は、四輪部門で唯一3時間を切る2時間57分44秒でフィニッシュ。3時間00分01秒でSS1を走破し総合2番手につけたナタポン・アングリッツァノン(トヨタ・ガズー・レーシング・タイランド/107号車トヨタ・ハイラックス・トラボ)に2分17秒差をつけている。
総合3番手は、2025年大会で日本人最上位の5位となった田口勝彦(チーム三菱ラリーアート/106号車ミツビシ・トライトン)で、トップとのタイム差は4分44秒。番場彬(クスコ・レーシング/119号車ミツビシ・トライトン)がこれに続き、ディツァポン・マニーン(いすゞ・スパン・トレーン・チタニウム・ヨコハマ・ネクスター・ラリー・チーム/105号車いすゞD-MAX)が首位から6分39秒おくれのタイムでトップ5を締めくくった。
前年王者のチャヤポン・ヨーター(チーム三菱ラリーアート/101号車ミツビシ・トライトン)は、ミスコースでタイムを失いながらも7番手とまずまずの出だし。前年2位のマナ・ポーンシリチャード(トヨタ・ガズー・レーシング・タイランド/102号車トヨタ・ハイラックス・トラボ)は、ミツビシのライバルを上回る6番手発進となっている。
アジアクロスカントリーラリー2026の競技2日目となる11日のレグ2は、プラーチーンブリーからナコーンサワンに至る478.22kmのうち、145.67kmのSS2で争われる。
[オートスポーツweb 2026年08月11日]