悔しさを糧にしたR.フェルナンデス「チームが大きな助けになった」と優勝に歓喜/第12戦イギリスGP

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2026年08月11日 12:10  AUTOSPORT web

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ラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)/2026MotoGP第12戦イギリスGP
 8月9日、2026年MotoGP第12戦イギリスGP MotoGPクラスの決勝レースがシルバーストン・サーキットで行われ、ラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)が今季初優勝を獲得。最高峰クラス通算2勝目を飾り、2025年の第19戦オーストラリアGP以来15戦ぶりに勝利を挙げた。

 2026年シーズン後半戦の開幕ラウンドは週末をとおして天候に恵まれ、青空の下で初日の走行が開始された。週末の走りはじめとなるフリー走行1回目を4番手で終えたフェルナンデスは、続くプラクティスで2番手を獲得。初日最速の座は逃したものの、セッション中は度々トップタイムを塗り替えて首位に浮上しており、大会1日目から好走を見せていた。

 2日目もフェルナンデスの好調ぶりは続き、フリー走行2回目を2番手で終了する。ダイレクト進出を果たした予選Q2では、初日にマルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)が更新したオールタイムラップレコードを最初に塗り替えて2番手を獲得。フロントロウからレースに臨むこととなった。

 午後から行われた10周のスプリントではスタートで出遅れ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)ら3台にパスされたフェルナンデスは、6番手で2周目を迎えた。ポジション挽回を図ってベッツェッキを猛追するが、4周目のターン4ではフロントのグリップを失って転倒。スリップダウンを喫したフェルナンデスはレース続行を試みるも、翌5周目にリタイアを選択することとなった。

 初日から速さを発揮していただけに悔しさの残る結果となったものの、「週末はまだ終わっていない。むしろここからが始まりとも言えるから、今はポジティブな面を受け止めよう」とフェルナンデスはコメント。スタートではクラッチに問題が生じていたことを明らかにし、「クラッシュは間違いなく自分のミスだが、それでもすべてはスタートに起因していると思う」とレースを振り返っていた。

 しかし最終日に行われた20周の決勝では、抜群の蹴り出しでホールショットを奪うことに成功。2周目にはファステストラップを記録し、後続との間合いを急速に広げていった。その後も快走を続けたフェルナンデスは一度も首位の座を譲ることなくチェッカーを受け、今季初優勝/通算2勝目を獲得。2024年にアレイシ・エスパルガロが記録したコースレコードを破り、新たなラップレコードを樹立した。


ラウル・フェルナンデス(予選:2番手、スプリント:リタイア、決勝:優勝)

「チームとジャスティン(マークス/チームオーナー)のことを思うと本当に嬉しいよ。僕らチームがMotoGPで優勝する瞬間をオーナーが現地で目にするのは、恐らく今回が初めてだ。だからとても光栄に思うし、僕の家族のためにもこの結果を本当に嬉しく思っている」

「レースは簡単ではなかった。リヤタイヤと燃料をうまくマネジメントする必要があったが、僕たちは素晴らしい仕事ができたと思う。2位のライダーと4秒差がついたことを確認してからは、特にうまくレースをコントロールできた。ホルヘ(マルティン(アプリリア・レーシング))が0.3〜0.4秒ほど間合いを詰めてきた場面もあったけれど、次の周回では再び4秒のタイムギャップを取り戻すことができたんだ」

「これまでこのコースでは良い結果を出せていなかったが、今回は思いどおりにレースをコントロールできたから、この結果を誇りに思っている。これでシルバーストンは僕にとって相性の良いコースだと言えるようになった。とにかく、この勝利をとても嬉しく思っている。昨日のフラストレーションをモチベーションに変えることができたのは、チームが大きな助けになってくれたおかげだ」

[オートスポーツweb 2026年08月11日]

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