
大阪府知事や大坂市長を務めた弁護士の橋下徹氏は13日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜午後1時55分)に生出演。部下に対する数々の発言が、第三者委員会によってパワハラと認定された横浜市の山中竹春市長(53)の進退をめぐり、「組織のトップは無理だと思う」として、「即刻辞任」すべきとの認識を示した。
山中氏の「パワハラ疑惑」は今年1月、当時人事部長だった現職職員が実名、顔出しで告発したことで本格的に表面化。これを受け、調査を行った第三者委員会の弁護士らが7月30日に提出した調査報告書では、山中氏が部下に対し「ポンコツ」「人間のくず」などと発言したことを含む7項目の言動がパワハラに当たると認定した。「圧倒的に優越的な地位にある市長が不適切な言動を日常的・継続的に行っていたことは極めて深刻」とも指摘された。
横浜市議会はこの日、山中氏を総務委員会に招致。市議らが初めて、パワハラ問題で山中氏を追及した。番組では、この日午前から行われている質疑の様子を生中継を交えて放送。山中氏は「相手への尊厳や立場に立った考えに至らなかったことを真摯(しんし)に反省している」などと述べ、「心から深くおわび申し上げる」と謝罪。番組では、山中氏が時折涙をみせる場面もあったと伝えた。また、自身の進退について山中氏は「生まれ変われるよう努力する」として続投の構えをみせたが、議会では一部会派から不信任決議案提出に向けた動きも出ており、今後は不透明だ。
番組MCを務めるフリーアナウンサー宮根誠司は、現地からの生中継後、かつて自治体のトップを務めた橋下氏に「第三者委員会が立ち上がり、パワハラ認定がされました。その中で、山中市長は自分自身を省みて、生まれ変わるように信頼回復に努力したいと、つまり続投の意思を示している」として、橋下氏に見解を求めた。
橋下氏は「第三者委員会が絶対的な正義を、全部下せる存在ではないと僕は思っていますので、山中さんに反論があるならしっかり反論してもらえばいいと思うんですけれど、具体的な反論がない」と指摘。「今回は、第三者委員会の認定がほぼほぼ正しいという前提に立つと、ぼくはもう、市長の資格はないと思いますよ。即刻辞めるべきだと思います」とピシャリ。「組織のトップはもう無理だと思う」とも述べた。
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橋下氏はまた、「山中さんとは、(番組出演の際に)この読売テレビの廊下であいさつをさせてもらった時には、ものすごい丁寧な方だった」と、かつて自身が抱いた印象に言及。その上で、「社会的には非常に丁寧に対応している方が、組織の中に入って部下に対して強硬な姿勢を示す人。この『二重人格性』のある人は、組織のトップは務まらないと思いますね」とも指摘した。
山中氏はコロナ禍の2021年8月に行われ、8人が乱立した横浜市長選に、立憲民主党の推薦で無所属で立候補し、初当選。昨年の市長選で再選され、現在2期目。データサイエンスが専門で、横浜市立大学特命副学長や同大医学部教授なども務めた。
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