『グレイ・ミッション』が描く「金と法律」の“グレイゾーン” ガイ・リッチー監督のインタビュー動画到着

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2026年08月15日 13:10  クランクイン!

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映画『グレイ・ミッション』メイキングカット (C)2026 HACIEDA PRODUCTIONS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
 8月21日公開のノンストップ・バディアクション『グレイ・ミッション』から、ガイ・リッチー監督のインタビュー映像が到着した。本作は、監督が弁護士の友人から聞いた実話に着想を得た作品。法も正義も及ばない“グレイゾーン”を舞台に、スタイリッシュなアクションと軽妙な掛け合いを描く。主人公シド役にはヘンリー・カヴィル、相棒ブロンコ役にはジェイク・ギレンホールを起用。インタビューでは、作品誕生の背景や実在する世界との関係、そしてキャスティングの理由などについて語っている。

【動画】「私が思い描いていたキャラクターを体現してくれた」ヘンリー&ジェイクを絶賛 ガイ・リッチー監督インタビュー

 「10億ドルを奪い、姿を消した独裁者サラザールから、すべてを奪い返せ」――この“自殺行為”同然の任務に投入されたのは、裏社会専門の最強エージェントコンビ。元SBS(イギリス海軍特殊舟艇部隊)の天才頭脳を持つシド(ヘンリー)と、元Navy SEALs(アメリカ海軍特殊部隊)の型破りな戦闘マシン、ブロンコ(ジェイク)。若き敏腕弁護士レイチェルに雇われた二人は、法も正義も通用しない“グレイゾーン”へ潜行する。

 盗聴、潜入、資産差し押さえ―手段を選ばない頭脳戦で、独裁者の巨大帝国を内側から崩壊させていく。だが、任務成功の目前で予期せぬ事態が発生。レイチェルがサラザールに誘拐されたのだ。連れ去られた先は、武装した軍隊も警察もすべてサラザール支配下の無法の孤島。金とレイチェルを奪還するため、二人の怪物がリミッターを解除する。

■「事実は小説よりも奇なり」――『グレイ・ミッション』は実話に基づいた知られざる世界の物語

――この物語はどのようにして生まれたのでしょうか?

 この物語の発端は“救出作戦”というアクション面にあった。島から10分以内に脱出する方法を考えることが面白くてね。法のグレイゾーンにおける予測不可能な駆け引きにも面白さを感じ、興味を覚えたんだ。

――作品の題材はどのようにリサーチしましたか? また、どの程度現実に基づいているのでしょうか?

 弁護士の友人がいるんだが、彼の最高に面白い話はどうやって借金を回収してきたかの話だ。人を探し出し支払いを強制できることが分かると法律の世界が実に面白くなる。物語では借金は10億ドルだが、元になった話では500億だ。500億ドルなんて信じないと思うが、事実は小説よりも奇なりで、実話に基づいている。

――この物語の着想源について教えてください。

 着想の源は一般にはあまり知られていない表に出てこない要素の組み合わせだ。その1つが資産運用会社の仕組み。わずか4社が60兆ドルもの資産を動かし大きな影響力を持ってるが知る人は少ない。もう1つはお金をどうやって回収するかということだ。出どころの怪しいカネを貸した場合、普通のやり方では取り立てられない。そこで汚い手を使う覚悟があるなら、どう債務を回収するかだ。この映画はお金と法律についてと、人が殺されずにどう債務を清算するかという問題を扱っている。

――本作の世界観について教えてください。

 現実問題として、どう人にお金を払わせるのか? 鍵は“言語”だ。国際法という言語を話せれば国境を越えて国際的にお金を回収する方法が分かる。人に支払わせる方法は2つある。1つは説得する方法、つまり賄賂だ。もう1つは法的手段で追い詰める方法だ。この映画はチームを描いてる。法律上の複雑な駆け引きと、実際どう回収するかという現場の手段の両方を理解しているチームの物語なんだ。チームには現場に出て実行する人間が必要で、その人々には危険が伴う。

――『グレイ・ミッション』で描かれるような世界は、実際に存在するのでしょうか?

 ごく少数しか知らないグレイゾーンの世界を観客に見せたいと思ったんだ。特殊舟艇部隊やネイビー・シールズの元隊員が除隊後に生計を立てている世界だ。彼らは特殊部隊の任務から退いたあと、怪しげな人物に借金の返済を迫る特定の弁護士たちの安全を守ってる。つまりこの作品はマフィアや犯罪者の話ではない。法律を理解し巧みに利用して無知につけ込んで利益を得ている人々の話なんだ。そういう“事業家”を追跡するエージェントを描けば、その世界は陰謀めいた謎やアクションに満ちたものになる。

――実在の交渉人には会いましたか?

 私の親友の1人が長年それを仕事にしてた。だからこの作品は彼から聞いた話を基にしてる。未返済の借金、未履行の債務をどう取り戻すかという話だ。

――交渉人のキャラクターを女性にした理由を教えてください。また、彼女にとって重要なのは“金”ですか、“勝利”ですか?

 カネこそが勝利だ。お金は金銭的な利益よりも概念的な勝利を象徴することが多い。お金は勝利を誇示する役割を果たしている。チェスに勝つことと同じで金額は勝利の大きさを示す。エイザというキャラは私が過去に会った法律家の頭脳を寄せ集めた存在だ。性別は女性でも男性でもどちらでもよかった。彼らは性別を問わず対等な立場で闘ってる。

――ジェイクとヘンリーに出演を依頼した経緯を教えてください。

 この映画には倫理的な面と実践的な面があり、実践的な面はジェイクとヘンリーが担った。彼らは私が思い描いていた2人のキャラクターを見事に体現してくれた。アメリカ人と英国人で、ネイビー・シールズと特殊舟艇部隊を連想させる人物にしたかった。2人と映画を撮ったばかりだったが、2人ともお気に入りの俳優でね、それに今回の役にもピッタリだと思ったんだ。

――なじみの撮影クルーの存在は、作品づくりにおいてどれくらい重要ですか?

 25年以上一緒に仕事をしてるひともいるし、大半は20年は仕事してる。私にとっては重要なクルーで、その何人かがいなければ撮影は格段に難しくなる。クルーやキャストとは通じ合う必要があり、20年かけてその関係を築いてきた。新しいクルーとはどう仕事するのか分からない。

――オリジナルの物語を映画にする重要性をどのようにお考えですか?

 オリジナルの物語を作ることは重要だ。そういう物語は面白いからね。私が興味を引かれるのは既視感のない物語なんだ。映画は自分のために作るものだ。私と同じような感性の持ち主が多くいることを願うよ。

 映画『グレイ・ミッション』は、8月21日公開。
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