
クロミッドの累積投与量による妊娠転帰への影響
8月10日、アデレード大学(オーストラリア)は、プレスリリースにて、排卵誘発剤「クロミッド(クロミフェンクエン酸塩)」の累積投与量(累積用量)と妊娠転帰には関連があると示した。
クロミッドは、排卵誘発剤として世界で広く処方されている。低用量では効かない女性、複数サイクルを要する女性には、累積投与量を段階的に増やす場合も少なくない。
しかしながら、今回、胚移植サイクルを通じてクロミッドの累積投与量が増えることにより、妊娠喪失リスクは高まると報告された。
クロミッドの累積投与量と出生率における関係性
研究チームは、オーストラリア・国立保健医療研究評議会(NHMRC)による支援のもと、ボストン大学(アメリカ)、米国疾病管理予防センターと共同で体外受精の胚移植21004件(アメリカで実施)を分析したところ、クロミッドの累積投与量と妊娠喪失において関連が認められた。
クロミッドの累積投与量が500mgら749mgであった女性は流産リスクが12%、750mgから999mgであった女性では流産リスクが38%増した。また、クロミッドの累積投与量が750mg以上の場合、多胎妊娠率は2倍以上となった。ただし、累積投与量が増えても出生率は向上しなかった。
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これより、体外受精の胚移植サイクルにおいて、クロミッドの累積投与量の増加に伴い出生率は低下するといえる。
(画像はプレスリリースより)
Adelaide University
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