アドマイヤテラ(撮影:下野雄規) 今週の日曜日は、札幌競馬場で札幌記念(GII)が行われます。
ハイレベルなメンバーが集まる競走で知られる札幌記念ですが、過去10年で3着以内に入った馬のほとんどが前走で4着以下に敗れていました。過去10年の札幌記念では前走3着以内の馬が[2-3-2-38]で、前走4着以下は[8-7-8-73]となっています。
昨年の札幌記念も10番人気で優勝したトップナイフ、13番人気で3着に激走したアラタは前走4着以下から一変しています。近年の札幌記念は、前走の着順にとらわれないことが重要なのかもしれません。
ただし、前走でGIに出走し3着以内に入っていた馬には高い期待値があることは覚えておきたいところです。過去10年の札幌記念で前走GIに出走し3着以内だった馬は[2-2-2-7]で単勝回収率150%。複勝回収率96%と好成績をマーク。複勝率も46.2%とまずまずの数字を残しています。GIで上位争いになっているのは能力の高い証拠ですし、地力の高い馬を素直に評価すべきレースと言えるのではないでしょうか。
今年の札幌記念でも、馬券の中心には前走4着以下や、前走GIで3着以内に入っている馬を据えた方が的中する確率は上がるかもしれませんね。
そんな札幌記念で、はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆今年のメンバーなら堂々の主役
今週の札幌記念でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるアドマイヤテラでした。
週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を押しているようです。
アドマイヤテラは前走で天皇賞(春)(GI)に出走し3着と好走。過去10年の札幌記念の傾向から期待値の高い1頭と言えます。GIIでは25年目黒記念、26年阪神大賞典を勝っており、今年のメンバーの中でも上位の実績を残している馬です。
今回は久々の芝2000mに出走することや乗り替わりなどの課題がある一戦。芝2000mへの出走は24年3月以来。前走の芝3200mから一気に距離が短くなりますが、スタートに不安のあるタイプではないですし、ゲートを出てからの行き脚もつく馬で距離短縮でも難なく対応できそうな印象を受けます。
また、今回は坂井瑠騎手への乗り替わりになりますが、本馬は鞍上に従順で非常に乗りやすいタイプのようですので、この点について気にする必要はないかもしれません。
デビューしてから掲示板を外したのは僅か2回と安定感は抜群。その2回もスタート直後に落馬したジャパンC(GI)と不利な外枠からの競馬になった有馬記念(GI)での結果。スムーズに走って自身の力を出し切れた時には大崩れしていません。
今年の札幌記念はGI勝ち馬不在でやや低調なメンバーですし、ここに入れば堂々の主役候補と言えるアドマイヤテラ。この秋には凱旋門賞(G1)に行く予定にもなっていますし、海外遠征に勢いのつく走りを期待したいところです。