
不審な通信は10年前のおよそ「60秒に1回」から、現在は「13秒に1回」に増加。「サイバー攻撃」からの防衛は日本の喫緊の課題となっています。
普段はどの建物にあるかも非公開という「サイバー防衛隊」の中枢に満島真之介が“潜入”。AIによって高速化・高度化するサイバー攻撃に、自衛隊はどう対抗するのか。
国家防衛の最前線の実態に迫ります。
【写真で見る】迷路のような地下道…機密情報が飛び交う「サイバー防衛隊」の内部
「13秒に1回」の“脅威” 国家防衛の最前線「自衛隊サイバー防衛隊」機密情報を盗む、通信を妨害する。そんな「サイバー攻撃」に日々狙われる防衛省。最前線の守りを担う「自衛隊サイバー防衛隊」のトップを満島真之介が直撃した。
「サイバー防衛隊」を率いる黒木孝太郎司令だ。
満島真之介
「攻撃=何かを破壊したりとか、何かが突撃してきたりとか、目に見えるものを攻撃だと思っていますけど、どういう感じなんですか?」
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自衛隊サイバー防衛隊 黒木孝太郎 司令
「不正なアクセス通信をすることによって、情報窃取であったり、そのような手段を用いて攻撃をしてきます」
サイバー攻撃は日本企業も度々標的に。アサヒビールやアスクル、ニチレイなどでシステム障害が相次ぎ、アサヒビールの被害額は400億円にのぼる。
満島真之介
「今どのぐらいの攻撃を受けたりしているんですか?」
自衛隊サイバー防衛隊 黒木孝太郎 司令
「公的専門機関によりますと、13秒に1回、我々のパソコンとスマホが攻撃を試みられています」
10年前は「60秒に1回」だった不審な通信は、今や「13秒に1回」と約5倍に激増。
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満島真之介
「想像してる以上に、世界中が攻撃して守ってというのが、本当に見えないところでたくさん起きてるということですね」
サイバー防衛隊の中枢は、どの建物にあるかは非公開。
秘密の地下道を進むが、続くのはひたすら白い壁。
満島真之介
「もう分かんないです。もうどこ曲がったか分かんないです」
下ったと思ったら、また上り。廊下が迷路のように続き、失われる方向感覚。
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満島真之介
「本当に目印が一個もない、この廊下の中に」
一般の自衛隊員も立ち入れない制限エリアでの撮影は許可されず。
満島真之介
「厳重すぎません?そこに関わる隊員しか入れない」
今回、その先にある内部の極秘映像を特別に入手。
隊員たちの目の前には大量のモニターが並ぶ。
世界地図らしき画面には、“不審な通信”とみられるものが国境を越えて激しく行き交う。
AIにより、サイバー攻撃はさらに高速化・高度化し、その脅威は飛躍的に高まっているという。
彼らはどう対抗していくのか。
満島真之介
「サイバー部隊は、AIも結構使っているのですか?」
自衛隊サイバー防衛隊 黒木孝太郎 司令
「積極的に使用しています」
満島真之介
「今、サイバー防衛隊はどのようなAIを使っているんですか?」
自衛隊サイバー防衛隊 黒木孝太郎 司令
「どの国のどの会社のAIを使っているかは申し上げる事が出来ません」
2026年3月、高市総理はある人物と会っていた。イラン攻撃にも使われたAIを開発したアメリカ「パランティア」社のトップだ。
政府はアメリカ製AIの導入を検討しているとの報道も出ている。
海外のAIに依存するリスクについて聞くと…
自衛隊サイバー防衛隊 黒木孝太郎 司令
「仮に我々が海外のAIを依存した場合、技術的な制約、情報漏えいにつながるリスクも存在します」
AI時代、サイバー防衛隊の役割はとは。
満島真之介
「サイバー防衛隊として、どういう風な進み方、どういう未来を描いていますか」
自衛隊サイバー防衛隊 黒木孝太郎 司令
「防衛省としては、省として防御を達成することはできていますが、我々はいろんな関係組織と依存関係にあります。重要インフラ、また、防衛産業技術基盤を横断的に守ることができるか。そういう風に発展をしていきたい」
