報ステ大越健介氏「福岡県民ならずともため息」議長辞職勧告めぐる自民県議団“強引幕引き”に

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2026年08月18日 09:44  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

大越健介キャスター

テレビ朝日系「報道ステーション」(月〜金曜午後9時54分)の大越健介キャスターは17日夜の放送で、福岡県議会の正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑を受けて提出された蔵内勇夫議長に対する辞職勧告決議案が、同日の臨時議会で自民党県議から出された緊急動議により採決そのものが中止に追い込まれたことに「政治のテクニック合戦だけを見せられた気もする。県民ならずともため息が漏れてしまう」と厳しくただした。


福岡県政に強い影響力を持ち「ドン」ともいわれる蔵内氏に対する辞職勧告決議案は、自民党県議団幹部に多額の現金を支払ったと証言し、「人の弱みにつけ込んだカツアゲ」などと主張した吉松源昭県議が14日に提出した。ただ、蔵内氏の「身内」でもあり最大会派の自民党県議団では、決議案への対応がなかなか決まらず、議会開始が当初予定より約2時間ずれ込む事態にもなった。


動議を提出したのは、蔵内氏の秘書出身の自民・林泰輔県議だった。また、蔵内氏は周囲に「しかるべき時期」に議長職を自ら辞任する考えを示したとされる。林県議は、動議の中で、今採決を行うことが第三者委員会の調査に影響を与えかねないことなどを挙げた。臨時議会閉会後、蔵内氏は報道陣に対しコーコメントを貫いたが、自民党県議団の一連の動きは「身内の論理」にも受け取れ、県民のさらなる批判は避けられない状況だ。


番組では、地元局記者の解説をまじえながらこの日の福岡県議会の様子を報じた。当初は自民党県議団の中でも決議案に賛成する動きがあり、賛成討論の実施も決まっていたが、蔵内氏の「しかるべき時期の辞任」意向が伝わったことで賛成討論が取り下げられたことなど、異例の展開となったこの日の動きについて解説が行われた。また、「蔵内氏を強硬な手段で守ったことで、(自民県議団が)刷新イメージを打ち出すのは難しくなった」との指摘もなされた。


これを受け、大越氏は「今、決議を行うことは第三者委員会などの調査を軽んじるものだ、というのが動議の理由だと言うんですが、そもそも一連の問題の真相解明は、第三者ではなく、県民から選ばれた県議会議員のみなさんが自ら行う仕事なんじゃないでしょうか」と、ピシャリ。「そこをあいまいにしたまま、幕引きをめぐる政治のテクニック合戦だけを見せられた気もします」と述べた。


その上で、今回の蔵内氏の議長職に対する辞職勧告決議案をめぐる、強引ともいえる「幕引き」ぶりを念頭に、「福岡県民ならずとも何だかガッカリと、ため息が漏れてしまう、議会のひと幕でした」と、失望感を込めて指摘した。

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